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イギリスのEU離脱――日本とイギリスの距離は確実に縮まる、関係強化に向かうべし

もう少し、イギリスの話をしましようか

 

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えっ、またですか?
今、EU離脱ということがあって、皆さんの関心がイギリスに向いていますし、イギリスと日本はよく似たところがありますからね
単純に比較しようと言うことですか?
比較をする中で、共通点もあれば、当然違う点もあります。そういう作業は、日本という国をイギリスという「鏡」に照らすことにもなり、そこから日本の再発見があったり日本の進む道が見えてくることもある大事な作業です。
まず、共通点からいきましょうか
地理的に共通するのは、島国ということですね
島国根性という言葉があります。大陸根性とは言わないので、長年島国で生活する中で、形成されるDNAがあるのではないかと思っています。
ヨーロッパの一部だけれど、ヨーロッパ人として説明し切れない何か別のものがあるということですね。我々はつい、西洋人ということで一括りで考えてしまいますからね。
まあ、それはちょうどヨーロッパなど外国の人が、アジア人ということで、中国、朝鮮、日本を同じ様に見ているのと同じだと思います。我々には違いは分かりますが、外からは余り違いが分からないと思います。
日本の場合は、半島や大陸と交流もありましたが、争いの歴史もあります。その辺りは、どうですか?
イギリスは、日本以上に、ヨーロッパ大陸の国々とは宗教や戦争などで対立をしてきました。英仏百年戦争(1337~1453)が最も有名ですが、スペイン無敵艦隊とのアルマダの海戦(1588)で知られる英西戦争、16世紀のヘンリ8世の時にローマ教皇と対立し、カトリック教会と決別をしています。
アルマダの海戦はどうだったのですか? 日本も世界最強と言われたロシアバルチック艦隊との日本海海戦がありますよね。
当時のスペインは「太陽の沈まない国」と言われて、飛ぶ鳥落とす勢いだったと思います。ところが、2人の活躍と暴風雨の助けもあって、イギリスはその無敵艦隊を破ってしまうのです
女性
日本の元寇の時の「神風」と、東郷平八郎の指揮官としての活躍が合わさったようなことがあったのですね。
その時の女王がバージン女王と言われたエリザベス1世です。25歳という若さで女王になった彼女には、多くの求婚者が群がりました。その時に「私はもうイギリスの国と結婚している。あなた方イギリス国民の全てが私の子供」と言って、生涯独身を貫きました。
女性
そのセリフ泣かせますね。私は、とてもじゃあないけど、言えないわ。
こういう考えの人が国のトップになったことが大きいと思います。やがてイギリスは世界の大国として成長していきます。企業も国もトップがすべてです。
女性
あと、イギリスはジェントルマン(紳士)の国と言われています。武士道と通じると言う人がいますよね。
武士道と騎士道、通じるものがあると思います。一番分かりやすいのは、「アーサー王物語」でしょう。後世になって付け加えられた話が多くあって、時代考証がバラバラですが、アーサー王自体は動かないで、円卓を囲んだ騎士たちが各地で冒険物語を繰り広げるという形になっています。その中から、騎士とはこうあるべきだということを全体的に示したものとなっています。弱きを助け、強きをくじく、そして女性を救い、王に認められるといった話がかたちを変えて散りばめられています。
女性
女性を救うというのがミソですよね。これが現代のレディファーストに繋がっているのですよね
イギリスでは、女性がベビーカーを持って駅や階段の前で困った顔をしていると、必ず誰かが声を掛けてくるそうですね。
日本だと最近は、露骨にいやな顔をする人が増えましたよね。そういうところは見倣いたいですよね。あと、レディファーストの国だからそうなのかなと思うのですが、女王が活躍する国ですよね
イギリスでは「女王の治世は栄える」と言われています。歴史を調べると、ずっこける時はいつも男の王様なんです。例えば、無能でどうしようもないので、マグナ・カルタを貴族と取り交わす羽目になったのがジョン王、清教徒革命の時の国王チャールズ1世は公衆の面前で処刑されています。それに比べ、エリザベス1世の時はスペインの無敵艦隊を打ち破り、アン女王の時は、スコットランドの併合(1707年)とスペイン継承戦争(1701~13年)を遂行しています。産業革命期にはヴィクトリア女王、そして現在のエリザベス女王と続きます。
女性
スコットランドを併合しているのですね。日本も朝鮮を併合(1910年)していますので、その点は似ていますね。
スコットランド併合から300年以上経っていますが、融合というのは難しいことだと思います離脱について、スコットランドでは62対38で圧倒的に残留が多く、イングランドとは逆の結果となっています。私の同僚にイングランド出身のネイティブがいるのですが、スコットランド出身かどうかは見れば分かるし、スコットランドの人たちが集まる酒場にはイングランドの人間はいかない、と言っていました。
それを聞くと、両者は近い将来、分裂しそうですね。
経済的に上手くいかなくなり始めると、必ずそういった動きが出ます。かつては、ソ連邦崩壊の時に、東欧諸国が一斉に離れましたよね。あれのミニ版が起きる可能性もあります。また、EU本体も揺れ動くことになるでしょう。

EU離脱によって、日本とイギリスの距離が縮まることになったことは確かです。それは、ある意味では皮肉なことかもしれません。「産経」は

「EU離脱の手続きが完了したことを受け、日本政府は英国との2国間関係をさらに強化したい考えだ。特にインド太平洋地域に多くの連邦諸国を擁する英国とは海洋秩序をめぐる価値観も共有しており、安全保障面での協力も加速させる」(2020.2.2日付)

と報道しました。

 2つの国を結びつけたのは中国の「一帯一路」と言う名の世界征服計画ですが、インフラ整備を「餌」にしてドイツ、フランス、イタリア、ユーゴスラビアに浸透を図ってきています。最後の西の終着点の所にイギリスが位置していますが、現在のジョンソン政権はその辺りの認識が甘いと思います。かく言う日本も主席を国賓として迎えようと言っているので、大甘なのですが、両者の目を覚まさせるために天が地上世界に送ったのが、新型肺炎ウイルスです。

今から遡ること約1400年前。日本は唐・新羅の連合軍と闘って惨敗します。3万の兵力を失くしたと言われています。その戦いの中で、一人の日本人が捕われの身となります。名前を大伴部博麻(おおともべのはかま)と言います。彼は捕虜として唐の都・長安に連れていかれます。その捕虜生活の中で、唐が日本を攻めるという情報をキャッチします。祖国にとっての一大事です。そのことを伝えるために、わが身を奴隷として売り、そのお金を日本に帰れそうな人たちの帰国費用に充て、その者たちに日本攻撃情報を伝えることを頼みます。それにより日本は万全の守りをすることが出来たのです。

現代は、イギリスにも日本にも大伴部博麻はいません。そのため、天は止む無くウイルスを地上世界に送り込むことにしたのです。

このウイルスに対して、大陸や半島の政府、そして人々は、どういう反応をするか、よく見ろと天は言っています

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