
「選挙は自民党の予想外の大勝で終わりましたね」

「そうですね。勝つだろうとは思っていましたが、あれほど議席を取るとは思いませんでした」

「いわゆる“風”が吹いたということですね」

「高市人気がある間に選挙をしてしまおうという作戦が当たりましたね」

「高市人気 & 中道不人気 = 大勝 ということだと思います」

「相手の失策を上手く利用して大勝に結び付けたということですね」

「立憲はかなりのダメージを負ったことになります」

「民主党時代の中堅どころの多くが“討ち死に”しましたからね。共産も半減したので、国会は少しは静かになると思います」

「ヤジが無くなると良いですね」

「千葉県の水沼議員も落選しましたからね。今後は格調高い議論の応酬を期待したいですね」

「自民党が勝ったので、食品にかかる消費税を止めることが出来るのですか?」

「一応、公約として示して票を集めた以上、出来なければ裏切られたと有権者は騒ぐでしょうね。今後の推移を見守りましょう」

「ここからが本論です ↓ 表紙は「You Tube」からのものです」
歴史政党・社会党系の終焉――「左翼」という看板の限界
立憲が大幅に議席を減らし、共産が半減、社民が議席を失い、れいわが1議席にとどまりました。いわゆるリベラルという名の左翼政党は軒並み、議席を減らして、全滅状態と言って良いでしょう。
この中で、社民党は日本社会党の流れを汲む政党です。社会党は1945年に日本で社会主義を目指す政党として登場します。直後の1947年の衆議院総選挙では143議席を獲得して第一党となり、連立内閣を組閣しました。その後、1996年の社民党への党名変更まで、長らく野党第1党の地位を保持しました。
1989年の参議院選挙の時、土井たか子委員長のもとでいわゆる「マドンナブーム」が起こり、社会党が大勝したこともありました。1960年代から70年代の頃は、自民党との2大政党時代を形成するのではないかと言われたこともありましたが、基本的には長期低落傾向を示し、党名変更後もそれを覆すことは出来ませんでした。そして、今回の衆議院選挙でついに議席ゼロとなり、一つの時代が完全に終わったことを示しています。

(「日本経済新聞」)
不変を貫いた日本共産党の敗北――理念政党の自己矛盾
左翼政党の本家とも言える日本共産党も、今回大きな打撃を受けたと思われます。社会主義革命という“夢物語”をいつまでも追い掛けている政党です。日本で最も古い歴史を持った政党です。1922年に結党していますので、今年が104年目にあたります。
しかし、政党は古ければ良いというものではありません。変化する社会情勢に合わせて政党としての活動目標や内容などを変えるのが本来のあるべき姿だからです。主義主張が古くなったり、民衆に受け入れられなくなったりすれば、看板を変えて新たな体制で再出発するのは珍しいことではありません。その点、日本共産党は周りがどのように変わろうと、一貫して変わらない姿勢を貫こうとしてきました。そういう意味では、極めて特殊な政党と言えます。
共産党が比較的強い地区は、京都、沖縄、高知、埼玉や神奈川の一部です。ただ、小選挙区で勝ち抜くほどの地盤はありませんので、それぞれの地区に候補者を立てて主張を訴え国民の支持を広げ、比例代表での議席獲得を目指すという戦法です。しかし、候補者を立てた地区では、ほとんどすべてが最下位のため、供託金没収ラインである全投票数の1/10に達しない候補者が続出しました。結果として126選挙区で供託金が没収されることとなり、その総額は3億7800万円にのぼります。財政的にも痛いのではないかと思います。

(「Instagram」)
イデオロギー政治の終わりと「現実対応型政党」の台頭
今の時代は、右とか左、あるいは中道という立場を踏まえた上で、何か発言・主張する時代ではなくなりつつあります。国民の票の流れを見ても、そのことが読み取れます。有権者は「自分たちの生活を良くしてくれるために働くことができそうな政党」という現実目線で政党を評価しています。かつての時代のように理念やイデオロギーは通じない時代になりつつあります。
政党人は社会の流れを読んで、的確に立ち回ることが求められています。その点、参政党は従来の左右対立路線から距離をおいて「国民ファースト」を掲げることで支持を広げ、今回議席を2ケタに乗せました。変化を拒み続けている共産党とは、対照的な立ち回りをした政党と言えます。
ところで、大敗した中道連合は今後どうするのでしょうか。今日(2/10)の役員会で今後のことが話し合われるそうですが、そもそも「中道」という言葉自体が時代に合っていませんし、参議院や地方では、立憲と公明のままで行くというのも、おかしな話です。公明が自民から離れたのを見て、公明票を取りに行くために作った組織であり、その際の理屈が「中道」ですが、選挙互助会であることを国民に見破られた格好となってしまいました。元の政党名に立ち返り、それぞれ自力で支持を訴えた方が良いのではないかと思います。

(「西日本新聞」)
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