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わが敵「習近平」を読む / 共産主義に支配された中国の惨状―—絶望大陸

  • 2020年7月11日
  • 2020年7月11日
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「中国出身の女性で芥川賞作家の楊逸(ヤンイー)さんが、『わが敵 習近平』という衝撃的な題名の本を出したということで話題になっています」


女性

「それで早速買ってきたということですね。ただ、芥川賞作家と習近平が私の中で繋がらないのですが……」

「そのミスマッチもあって、話題を呼んだのかもしれません。6月27日に出版されて、すでに2刷です」

女性

「習近平批判に重きを置いているのですか? それとも共産党批判に重きを置いているのですか?」

「もともとの出発点は、下放政策で過酷な生活を強いられたのがきっかけですね」

女性

「下放というのは、毛沢東が行った政策ですよね」

「そうですね、学習と称して邪魔者を農村に追放したのです」

女性

「その境遇から抜け出して、現在は日本に帰化されたんですよね」

「肩書を見ると日本大学の芸術学部の教授です。多くの日本語の文学作品を発表されています」

女性

「努力されたんですね」

「そんな彼女がどうして今回の出版を決意されたのか、その思いを最後に書かれていますので、紹介します――「この本を通して、中国は70年にわたって共産党政権に蹂躙され、人々が奴隷にも及ばないような生活を強いられているのを知るだけでなく、それが日本の私たちのすぐ身近に蔓延(はびこ)っていることに気づいて欲しいと思います」」

女性

「彼女は中国と共産党政権を分けて使っていますね」

「それが科学的で分析的な見方でしょうね。何でも中国といっていると、本質を見誤ります」

女性

「ここからが本論です ↓」




 李克強首相の記者会見に権力闘争の匂いがする


中国の李克強首相は5月28日の記者会見で、中国の一人あたりの年収は3万元(約45万円)で、6億人は月収1000元(約1万5000円)だと述べました。この記者会見は、習近平に対する批判的な動きと見た方が良いと思います

というのは、今年は中国共産党、特に習近平がこだわっていた「小康社会」(ややゆとりのある社会)の建設の「最終年」の年だからです。2015年には2020年までに、すべての貧困地域と貧困層を「小康社会」に移行させる方針を打ち出していますし、習近平は2018年にも再度「2020年までに貧困の完全解消」を提唱していたのです。

できれば、首相の口から目標達成ということを言って欲しかったと思います。どうせ、目標に達成したか、そうでないかは分かる筈がないからです。そんなこともあり、李克強首相の発表に多くの市民が驚いたと言われています

ただ、データを見ると、そんなに驚くことではないと思います。GDPは日本の約3倍ですが、人口は日本の14倍です。ということは、単純に考えて一人当たりの所得が日本人の約1/5です。共産主義国家は、北朝鮮を見れば分かりますが、皮肉にも階級国家です。そもそも共産党の組織自体が、完全なヒエラルヒー構造です。持つ者と持たざる者との差は、当然かなりあることが予想されます。

トップがヒラ党員の前に現れることはありません(講演での登場とは違います)。関心は、専ら権力とそれを手に入れるための金だけだからです。そして、共産主義は必ず拝金主義を呼びます

 

 楊逸さんの中国での生活

下放での生活を彼女が語っていますが、凄まじいの一言です。下放ということでバスで送られ、真夜中に真っ暗な中に降ろされたそうです。「住まいとして提供されたのは、何年も人が住んでいないような廃屋です。窓やドアから隙間風が入り込んで、瞬時に体が凍り付いてしまいそうです。母がありつたけの布を私の体の上に乗せてくれました。それで寒さをしのぐしかないのです」(楊逸、前掲書/70ページ)

彼女が下放生活を送ったころは1970年代です。日本は高度経済成長の頃です。本を読みながら、あの頃だなと思いつつ、中国でこのような状況であったとは知る由もありません。当時は日本とは国交がなかった時代です。ただ、アメリカと中国が握手をし、日本もそれにつられて日中平和友好条約を結んだ頃の時代です。

驚くような話が続きます。学校まで1時間の道のりを歩いて通い、授業は毛沢東思想の学習が主体。下放された大人たちはよく会議といって集められ、『毛沢東語録』をどれだけ勉強したかを追求されたそうです

春になって家の補修にとりかかったそうですが、材料がないため窓ガラスのない窓に紙を何重にも貼ったり、泥をこねて壁を作ったりしたとのこと。彼女は10歳ころまでベビーベッドに寝ていたそうです。




 来日してからのこと

彼女は1987年に日本に留学をしています。22歳の時です。「見るもの、聴くもの、みな新鮮で、カルチャーショックでした。原始社会からいきなり1980年代の日本社会に飛び込んだというわけで、なにより、物があふれているのにビックリしました」(楊逸、前掲書/80ページ)。

その後、工場で働くのですが、1日15時間労働です。時給650円です。1日働くと、9800円。それは、中国の両親が1か月働いてもらう賃金より多かったそうです。大人1か月の給与が約5000円、それが当時の中国の人達の平均的な給与だったそうです

日本の企業は、中国の安い労働力と広大な市場に惹かれて、競うように中国に進出したのです。それから数十年後に自分たちが蒔いた種が、大変な問題を生むことになろうとは、当時は夢にも思わなかったのです。

「中国人は地縁、血縁を大事にする」と言われてきました。確かにその通りだったのですが、それを見事に破壊したのが中国共産党です。(89ページ)

・「私の願いは、一刻も早く、中国共産党政権が滅びてほしいということです」(223ページ)

・「中国で一足飛びには民主主義を実現するのは難しい。だからこそ、欧米諸国は、中国の暴走を止めるように、まず徹底的に監視して欲しい。時間はかかるかもしれませんが、その結果、民主的な国家が誕生する可能性が芽生えるとしたら、それが私にとって「中国の夢」になります」

中国に民主的な政権が樹立できるよう日本としても出来るだけの努力をする、現在の暴走し始めた共産党独裁政権に対しては、十分用心して接するということだと思います。

尖閣は中国固有の領土と言い始めて、領海侵入を繰り返しています。沖ノ鳥島付近の日本のEEZ内で勝手に海底調査をしています。「遺憾」表明で引き下がる相手ではありません。一段と強力な対応を考えるべき時でしょう。こういう時は、政府任せにしないで、与野党協力して事にあたるのが原則です

読んで頂きありがとうございました。

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