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日本共産党の中国批判は、権力闘争の可能性あり / 大豪邸でいつまで続く「不破院政」

  • 2020年6月28日
  • 2020年6月29日
  • 政治
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女性

「日本共産党 「差別化」へ鋭い中国批判(「産経」2020.6.27日付)とあります。「産経」が珍しく共産党に好意的な文章を書いています」

「どれ、どれ、見せてね。「日本共産党の中国批判が痛烈だ」「中国批判は目を見張るものがある」と2か所にわたって評価していますね。ただ、普通の人が思っていることを言っただけの話でしょ」

女性

「確かにそうですね。逆に、不気味な沈黙をしている政党とか団体の記事を載せて欲しいですよね」

「差別化」と言っていますが、本来、与党も野党も国境を接している隣国中国のことについて、この間の問題についてどう考えるのか、どういうスタンスで臨むのか、当然公表する責任があると思います」

女性

「それが公党としてのあるべき姿ですよね」

「そのための政党助成金だと思います。助成金は言うまでもないですが、国民の税金が原資です。もらっている以上、この国を守るために働かなければいけないし、隣国のことは日本に大きな影響を与えますので……」

女性

「立憲民主党、国民民主党、社民党あたりは何も言っていないですよね。あと、天下のNHKは尖閣について何も言っていません」

「何かあるんでしょうね。犬が吠えるのはある意味当たり前、吠えない犬を問題視して欲しいですね。ジャーナリストの人たちには……」

女性

「現象面だけ追いかけて、記事にするという新聞社が多いですね」

「そうなると、今までと言っていたことと整合性がなくても、その場その場で何か言えば良いとなります」

女性

「あと、人権問題とくれば、日弁連でしょう。中国のウイグルや香港の問題について、取材して欲しいですね」

「中国では、人権派の弁護士が拷問にあったりして弾圧をうけていますからね」

女性

「同じ職種の人間として、国境を越えたら関係ないというのは、おかしいと思いますからね」

「ここからが本論です。続きをどうぞ ↓」




 日本共産党の中国共産党批判は、想定内のこと

昨日のブログ(6/28日)でブラックボックスの話をしました。誰がトップか分からないという政党では困ります。大きなブラックボックスが組織の頂点あたりにあるということになるからです。

 日本共産党のトップは間違いなく不破哲三氏です中国共産党もそのつもりでいると思います。お互い謀略は慣れっこになっていますので、ナンバー2の志位氏が何か言っているという捉え方でしょう。

委員長の意見を『産経』のように、わざわざ取り上げてくれる新聞社もあります。その記事を読んで「日本共産党は頑張っている」ということで支持者が増えれば、長い目で見れば中国共産党にとっても悪いことではありません。

多分、その位の計算はしていると思います。『産経』のように手放しで褒めるような記事を書いていると、世論をミスリードすることになるでしょう。

 共産党のコメントは、権力闘争の狼煙(のろし)の可能性あり

権力闘争という側面を考えなければいけないと思います。どういうことか。共産党とくれば権力闘争の政党です。それは、中国しかり日本しかりです。中国では、何かあれば、粛清され抹殺されていきます。日本では流石に人命を奪うことはできませんので、除名処分ということになるのです。かつては、100歳の野坂参三を除名処分にしました。

ただ、何のミスもない相手に対して、さすがに除名処分は出来ません。どうするか。路線論争、政策論争に持ち込むということでしょう。いずれにしても、中国の問題で不破氏を叩くのが、一番好都合なのです。

日本共産党と中国共産党の関係正常化は1998年に行われています。その立役者は、不破哲三なのです

彼はどちらかというと、他国の共産党と協調していこうというところがあります。

日本共産党の党大会(2020年1月)がありました。そこで綱領を改定して、「いくつかの大国で強まっている大国主義・覇権主義は、世界の平和と進歩への逆流となっている」という、玉虫色の文言を挿入したのでしょう

マスコミは勝手に「中国批判を鮮明にした」(「産経」2020..6.27日付)としていますが、この文言は、不破氏と志位氏の権力闘争の妥協の産物の可能性があります。もともと日本共産党はアメリカ帝国主義と日本の独占資本主義の2つを主要な敵として位置付けていました。

それを踏まえれば、「いくつかの大国」の中に、中国とアメリカの2カ国が入ってしまう可能性があります。「いくつか」というのは複数形だからです。幹部会で不破、志位の両者の意見の対立があり、両者の意見を採り入れた形の文章であると読めなくもありません。

ただ、本来新聞社は、そういったことを踏まえて当事者に取材をしたり、党本部に質問を送ったりして記事をまとめる必要があるのです。そこを手抜きして、現象面だけを捉えて褒めたたえているような記事になっています。マスコミの劣化は、日本の知性の劣化の表れだと思っています



 不破哲三に対する破格の取り扱い

組織のトップがどのような生活をしているのか。普段言っていることと矛盾がないのか。この検証が極めて重要なのです。「言葉は嘘つき」だからです。屁理屈を並べて、言葉の上では何とでも誤魔化すことができるからです。場合によっては、腹の中で舌を出しながらモノを言っていることがあるからです。その辺りは、中国や北朝鮮の共産主義者たちが、今まで何を言ってきたのかを思い出せば、理解できるのではないでしょうか。

インターネットで「不破哲三の豪邸」と入れて検索をかけてみて下さい。その実態については、「赤い貴族」ということで、2016年の「週刊文集」ですでに報道済みとのことです。

約1000坪の敷地に4棟の建物、2棟は党の所有物とのこと。建物には、彼の秘書、ボディーガード兼運転手、料理人が常駐しているとのことです。この待遇を見れば、誰がナンバーワンか分かると思います。そして、志位委員長はこのことを、あまり良くは思っていないと思います。なぜならば、自身は公団の分譲住宅に住んでいるからです。

どうして不破氏は、このような生活ができるのか。簡単に言えば印税の処理の仕方に仕掛けがあります。「幹部の印税は中央財政に繰り入れられる」のですが、あくまでも1刷分だけだそうです。2刷以降は著者が懐に入れても良いということなのです。不破氏の著書を党員(30万人/公称)の学習指定図書にして、講演の時に著書を並べて売れば、収益となります。「赤旗」機関紙でタダで宣伝をしてもらって、収益はすべて自分の懐に入ってしまうということなのです。

こうなってくると、別に社会主義国など、どうでも良いと思い始めると思います。実際に、社会主義国の日本の実現について質問された時に、それは100年後か200年後だろうと答えています。未来像がこの程度で、自分の齢が90となれば、本気で日本のことを考えてはいないと思います。そもそも、どうして彼はペンネーム(本名は、上田健二郎)なのでしょうか。ペンネームというと格好が良いのですが、言ってみれば偽名です。なお、北朝鮮の金日成、金正日も偽名です。共産主義者は、よく偽名を使います。

ただ、そういう方をトップに据えている党だということですし、きちんとした「花道」を用意できないのかと思います。

一人の人間の扱いに手こずっているいる様では、とても日本社会のことは覚束(おぼつか)ないと思います。

読んで頂きありがとうございました。

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