ようこそ日本の危機へ!このブログでは主に最新のニュース、政治、教育問題を取り上げております。

共産主義国中国は「中華思想の国」、その本質は2000年来変化なし! 国内回帰をして「脱中国」戦略をすすめよう

(この文章は4/6日に書きました)

女性
昨日のブログの中で『日本書紀』について話がありましたが、少し見方が変わりました
どういう風にですか?

 

女性
古代に書かれた歴史書ということで、何の問題意識ももっていなかったのですが、確かに時代背景を考えると、中国に対する対抗、なるほどなと思いました

 

それはある意味、仕方がないところがあります。高校日本史の記述を紹介します――「天武天皇の時代にはじめられた国史編纂事業は、奈良時代に『古事記』『日本書紀』として完成した」(山川出版社)とあり、その後、編者の紹介と中国の歴史書にならって編年体で書かれてたとあります。これでは、問題意識の持ちようがないですね

 

女性
淡々と書かれていますね。まあ、教科書というのは、こういうものかもしれませんね。だけどしっかり、中国の歴史書をお手本にしたということを入れているのですね。ところで、編年体というのは歴史的な順番ということですよね

 

そうですね。編年体の歴史書は、中国以外には東アジアには現存しません

 

女性
貴重なものなんですね

 

ただ、記紀については、考古学的な裏付けがないものについては信用しないという雰囲気が歴史学者の中にあります

 

女性
貴重なものなのに、それなりの扱いがされていないということでしょうか

 

『日本書紀』は勅撰なんですね。そして、天武天皇の皇子の舎人親王が中心となって編纂しています。勅撰ということに引っ掛かる研究者もいるのです。

 

女性
ただそれこそ、この前言われていたように、その時代の風景を見て、先人たちが思い考え書いたことは確かなので、多面的に研究して欲しいですよね

 

私は天武天皇という人は、国家意識をもった天皇だと思っています。彼は天智天皇の息子の大友皇子との争い(壬申の乱)に勝って、天武天皇として即位します。天智天皇は大化の改新と呼ばれる諸改革を主導しています。その後継ぎの皇子と権力闘争をしたということで、イメージが悪い部分があると思います

 

女性
あと、中国に対抗意識をもった天皇という側面から、嫌われているということもあるのではないでしょうか?

 

聖徳太子と同じで、あるかもしれません。その彼が命じて作らせたのが『日本書紀』ですからね。

 

女性
坊主憎ければ、袈裟まで憎し、ということですか?




 中国は中華思想の国、その本質は2000年来変化なし

習近平が2013年に掲げた「一帯一路」という名の世界征服計画のシナリオに沿って、中国共産党政府の政策が動いています。かつて、日本で赤軍派が火炎瓶闘争をし、よど号ハイジャック事件を引き起こしましたが、本質的には革命ゴッコです。革命の後の明確かつ具体的なシナリオが何もありません。革命が最終目標になってしまっています。中国共産党のそれは革命ゴッコの国際版なので、余計に始末が悪いのです。

世界は邪悪な考え方や宗教に満ちあふれているので、人々はいつまで経っても幸せになれない、人々が幸せになるためには、それら邪悪な考え方や宗教から人々を解放する必要がある、その先頭に立つのが、常に正しい道を歩む共産党である、ということなのです。

ただ、本来共産党政権下であれば、経済体制は生産手段、つまり工場や企業を国有化して、富の平等を図るべきでしょうが、それについては鄧小平の時代に改革開放ということで方針の大転換をしています。従って、現在は資本主義システムを採り入れての経済体制を基本とし、政治的には一党独裁という、極めて特異な体制となっています。

民主主義のもとでの資本主義システムであれば、国の経済収益は民選の議会の中で分配が論議されますが、独裁政権では独裁者の考え一つになります。つまり、10数億人の中国人と企業、さらに中国に進出した企業とその関係者たちが中国本土で稼ぎだした収益を、一人の人間が自由に使うことができるのが共産主義システムの利点であり恐さです。

ただ、本当に神のように有能であれば、理想国家をつくることができるのかもしれません。
しかし、共産主義は唯物論をベースとしています。唯物論というのは、この世界はすべてモノ、物質世界であると考えます。見えるものがすべて、魂とか理性、神といった観念的なものは、「物質」である脳が生み出したものであると捉えます。人間の視覚(感覚)を一つの基準とした、人間中心主義的な思想です。ただ、そのような見方は、片目でこの世界を見るようなものであり、もはや科学的ではありません。ということは、必ずどこかで何らかの判断ミスあるいは誤りをすることになります。



 共産主義者が常に強気なのは、国民をすべて人質と思っているため

日本の近くには、中国と北朝鮮という2つの共産主義国があります。共通しているのは、

情報隠蔽、人民弾圧、選挙権は認めない

ということです。何があっても、常に攻撃的で絶対に臆することはありません。アメリカに対しても、めったに引きさがることはありません。それは、それぞれ何千万、何億人といった国民を人質として抱え込んでいると思っているからです。国民が自分達を守る盾になりますし、彼らが働いた収益をいつでも搾取できると考えているからです。

尖閣諸島周辺の接続水域を航行した中国公船は1~3月に延べ289隻と前年同期比で57%増えています。武漢ウイルスが中国に広がった後も関係なく、活発に活動をしています(「中国公船の航行5割増」『日経』2020.4.6付)。尖閣諸島は、台湾、沖縄、さらには日本列島をにらんで、地政学上、最重要地域に位置しています。台湾の総統選の結果は、中国にとって思わしくないものでした。香港の問題もありましたし、現在もくすぶりながら進行しています。武漢ウイルスでの失態もあり、現在、習近平の面目はかなりつぶれています。逆に、こういう時が一番怖いのです。最初に台湾と思っていたものの、現実的には無理、何らかのきっかけがあれば、尖閣を実行支配するかもしれません。国賓待遇だけは間違っても駄目です。彼らは、真逆に物事を考えます。

 日本企業は国内回帰を考える時期

政府は、本当の意味の緊急避難を中国の日本企業に対して発信すべきでしょうウイグル問題などを含めて、人権の問題でいくら批判しても、マネーが中国に流れている間は、中国共産党は何も変わらないし、変えようとも思わないでしょう

共産主義国の弱点は、オリジナリティーの欠如です。強権体制からは、どうしても自由な発想による技術開発や商品開発が出にくくなります。武漢ウイルスを最初に告発した眼科医が、当局によって危険人物扱いされました。新しいことを言い始めたり、何かをし始めると警戒され、マークされます。ノーベル賞が出にくくなりますし、コピー商品が多くなる所以です。ただ、自分たちの弱点を知っていますので、マネーによって人材を引き抜いたり、合弁企業にして技術移転を図ろうとします。

企業そのものの「愛国心」が試される時代かもしれません。日本という国があっての日本企業だと思います。本国はここ数年は労働生産性(OECD加盟36か国中21位)も上がらず、人口減と高齢化が進展し、それに追い打ちをかけるように中国からのウイルスによって苦しんでいます。

膨張政策を続けている中国の前に、ろうそくの灯りが心細く揺れています。歴史は繰り返すと言います。天智天皇は水城を作りました令和の「水城」を、それぞれの地方に国内回帰をした企業と自治体が協力して作って欲しいと思っています。

読んで頂きありがとうございました。




最新情報をチェックしよう!