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歴史

  • 2024年4月23日
  • 2024年4月23日

『古事記と日本のかたち』(2) ―—『古事記』の中に国を安定させるための原理 / 出雲神話 ――「国譲り」はなかった

「前回に引き続き著書の紹介を兼ねて、中身の紹介をしたいと思います。『古事記』の冒頭が一番重要と書かれていますが、その辺りの説明から」 「そこに宇宙の原理が書かれているから、一番重要なのです」 「宇宙の原理が現実の政治と、どう関係するのですか?」 「人 […]

  • 2024年4月20日

『古事記』と日本のかたち(1) ―— なぜ今まで『古事記』を読解できなかったのか / キーワードを見落としていた

「ご著書を出版されたと聞きました。おめでとうございます!」 「ありがとうございます。ただ、ここからが重要だと思っています。本というのは、皆さんに読んで頂いて、なんぼですからね」 「ところで、何という題名の本ですか?」 「『古事記と日本のかたち』という […]

  • 2024年4月18日
  • 2024年4月18日

明治維新考 (2) ―—  基軸が定着した実際の姿を江戸時代に見ることができる / 天下の愚策、「神仏分離令」

「前回で予告した通り、明治維新の続きをお願いします。ところで、明治維新というのはいつのことを指すのですか?」 「明治維新を一連の動乱ということで、期間で捉える場合と、明治に改元された年ということで、点で捉える場合があります」 「何年か前に、明治維新1 […]

  • 2024年4月16日
  • 2024年4月16日

明治維新考(1) ―— 歴史の基軸をどのように設定するか / 明治維新が革命かどうかという空虚な議論

「時間というものは面白いもので、頭をリセットする働きを持っています。その時の熱気を拭い去ってくれるのですね」 「どうしたの、突然に。何かあったのですか?」 「中学校の同窓会で10数年振りに旧友と会ったのが1週間前です。その日の夜は気が高ぶって眠れなか […]

  • 2024年4月13日
  • 2024年4月13日

お見舞い「台湾東部沖地震」 ―— 台湾統治は民の立場に立って行われた / 日本統治時代の建物が多く遺っている

「地震が毎日のようにあります。先日は宮崎県で震度5の地震があったそうです」 「日本はプレートの上に乗っかっている国ですからね。仕方がないと言うしかにありませんね。後は時の運と備えでしょうね」 「備えで思い出しましたが、台湾東部沖地震がつい先日ありまし […]

  • 2024年3月14日

ロシアの歴史を探る ―— 中興の祖のイヴァン3世がロシアの原型をつくる / ソ連邦の歴史はロシアにとって余分な歴史

「前回のブログでロシアに対する国外の反応・対応は分かりましたが、国内世論の形成に独特なものを感じるというか、違和感を感じます」 「近々、大統領選挙があるけれど、圧勝と言われています」 「あっ、しょう(苦笑)。だって、対立候補になるような人を選挙に立候 […]

  • 2024年3月9日

戦後史を検証する (2) ―— エコノミック・アニマルと言われた時代 /「もしトラ」に備えて、彼の心情を読む必要あり

「前回のブログで、アメリカ人からすれば、日本人も中国人、韓国人も違いは分からないと言われましたよね。確かに、そうだと思いました」 「我々が思っている以上に、アメリカは日本を客観視していると思います。心理学で言うところの「投影」が働いてしまっていて、ア […]

  • 2024年3月7日
  • 2024年3月9日

戦後史を検証する (1) ―— アメリカが悪夢を連想した時代 /「アメリカ人の日本人観と中国人観はシーソーのような関係にある」 

「前回のブログで「思い込みが激しい民族」という表現がありました。あれは客観的に正しいのですか?」 「農耕民族の特徴でもあり、欠点だと思っています。永年にわたる農耕や漁業を基本とした定住生活の中で俯瞰的思考ができにくい体質になっています。どうしても近視 […]

  • 2024年3月5日

戦後の占領政策を検証する(2) ―— わずか6年で講和となった理由 / 講和を結ぶと同時に、軍事同盟を結ぶという離れ業

「前回にあなたが戦後をいつまで使い続けるのかと言ったでしょ。結構、鋭い質問だったなあと思っています」 「「もはや戦後ではない」と宣言したことがありましたよね。高校の政経の授業で習った覚えがあります」 「私が生まれた頃の時代です。1956(昭和31)年 […]

  • 2023年12月23日

中華民国から台湾へ ―― 「2つの中国」の問題が起きる / 冷戦の狭間で揺れ動く

「今回も台湾のことで、お願いしたいと思います。この間聞いていて、いくつかの疑問が出て来てしまいました。それを中心にお願いしたいと思いますが、まず2.28事件というのは何ですか?」 「李登輝がその事件に遭遇して、思わず共産党に入党してしまった事件ですが […]