安倍内閣は一党独裁国家である中国の習近平主席を今春国賓として迎える予定とのこと。中国共産党は「一帯一路」という名の世界制覇の計画を立て、実際に南シナ海、東シナ海に橋頭堡(きょうとうほ)を構築しようとしている。日本に対しては尖閣諸島の接続水域への中国公船の侵入は日常茶飯事である。
最近では北海道大学教授の理由が明らかにならないままの身体拘束があったが、それを含めて中国当局による邦人の拘束は10数人に及ぶという。こういうことが改善されないまま国賓として迎え入れれば、それまでのことが是認されたという誤ったメッセージを発信することになる。そうなれば今後は更に日本に対する攻撃が激しくなるだろう。
そもそも同盟国のアメリカと中国は貿易戦争の真っ最中である。経済的な打撃を少しでも改善したいという気持ちが、習近平を来日に向かわせただけである。真の友好を望んでいる訳でもないし、そのような御仁を国賓として迎えいれることをアメリカも快く思わないだろう。総合的に考えて百害あって一利なし、大局に立った冷静な判断を安部内閣に求めたい。
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