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『致知』6月号から ―― 食いしん坊バンザイ / 食べ物を通して人と繋がる

「「『致知』という名前の雑誌を知っていますか?」

女性

「いえ、寡聞(かぶん)にして知りません。週刊誌ですか?」

「月刊誌です。1冊1,100円します。根強いフアンがいて、私も読者の一人ですが、来年には創刊50周年を迎えます」

女性

「古い歴史を持った本なんですね。だけど、本屋で一度も見た記憶がありません」

「定期購読者の家庭に送られてきますので、一般に売られている訳ではありません」

女性

「どういった内容の本なんですか?」

「一言で言えば、人生を感じさせるような本ということでしょうか」

女性

「お堅い内容の本なんですね」

「今日はその中の話をいくつか、あなたのために紹介したいと思います」

女性

「私のためですか?」

「井村屋という会社を知っていますか?」

女性

「知っているも何も、あそこの「あずきバー」の長年のフアンです」

「その井村屋グループの会長CEOをしておられる中島伸子氏の話を紹介しますよ。それ以外にキャリアウーマンとして活躍しておられる方々を紹介したいと思います」

女性

「ここからが本論です ↓ 表紙写真は『致知』6月号です」

 地道な努力を続ける会社―— 井村屋ホールディングス

井村屋ホールディングスは国内5社、海外3カ国6社の計11グループ、従業員930名、グループ全体の売上高446億円、経常利益22億円(2023年度)です。井村屋グループとして3つの理念があるとのことです。ミッション、ビジョン、パッションですが、「ミッション(社会的使命)」は、「おいしい笑顔をつくる」。「ビジョン(展望と具体的道程)」は、「Be always for Customers!(お客さんのために何事も)」です。そして、「パッション(熱意)」はイノベーション(技術革新)に通じます。

問題なのは、そういった理念をどのようにして社内に広げ、どの位多くの社員と共有できるかということですが、「井村屋マインド」という心得を毎年配り、朝礼ではこの心得に照らして社員が自分自身の目標なり、課題を皆の前で発表するとのことです。毎月1回、社長メッセージが全社員に向けて発信され、週1回社内でチームごとの朝礼が行われるとのことです。さらに、社内で誕生日会を毎月行い、そこに幹部社員も出席をしてコミュニケーションを取っているそうです。

朝礼がない会社はダメ会社、勝ち残ることはできないと思っています。そういった日々の小さな努力が社員のやる気を高め、新製品の開発に結びついています。同じような製品を他社も出していますが、周りの評判を聞くと、井村屋の製品は1歩抜けています。その小さな1歩の差が大事なのです。それをどのように築いていくのか、経営者はそこに心を配るべきでしょう。地道な努力が会社を発展させてきたのだと思います

(「井村屋」)

 おにぎりは心と心を繋ぐもの

東京、大塚のおにぎり専門店『ぼんご』の店主の話が『致知』に載っています。文章を読んで、「たかが、おにぎり、されど、おにぎり」と思いました。常に開店から長蛇の列だそうです。一つのおにぎりが大きくて値段も1つ400円から500円くらいします。2つのおにぎりとお吸いものが付いて千円位なので安くはありません。味が絶品ということで3、4時間の行列が当たり前だそうです。

私の知り合いの中に、実際に食べた人、お土産にもらった人がいます。お土産にもらった方が、作りたててはなかったので冷めていたけれど、それでも美味しかったと言っています。

美味しさの秘密は何なのか。米、ノリ、塩など素材への徹底的なこだわりと握り方にあるそうです。店主の右近さんは「握らないことがコツ」と言います。真ん中に空気を入れるように握ることによって「口に入れた瞬間、お米がやさしく溶ける食感が実現する」と言います。

(「ツギノジダイ-朝日新聞デジタル」)

 行列が出来る喫茶店―—「ニット」

行列が出来るラーメン店、料理店は珍しくありませんが、行列が出来る喫茶店があることを初めて知りました。錦糸町にある喫茶「ニット」が、そのお店です。座席数は60席ほどあるのですが、ほぼ開店と同時に埋まってしまうそうです女将さんが御年90歳の小澤民枝さんです。それもまた、驚きです。ただ実際の切り盛りは、娘さんとお孫さんたちが行っているそうです。

私の知り合いで、『致知』の記事を見て、女将さんに会おうと思い実際にお店まで行ったそうです。訪ねて行くと、お店の3階が自宅になっていて、そこから降りて来られて対応してくれたそうです。別に何かの取材でもないのに、一市民の勝手な訪問に快く対応してくれたということで本人は大変感激して返ってきました。

折角来たので、コーヒーの1杯でもと思って店の前に行くと、長蛇の列。3、4時間は掛かるだろうと思い、店内での飲食を諦めてその場を後にしたそうです。料理店、喫茶店を営んでいる人の中には、お客が入らず店を閉めてしまう方がいます。何かが足りないのです。店への入りやすさ、店づくり、メニューの内容、価格の設定、味の問題。原因のない結果はありません。分析をして、「勝ち組」になるように努力をしてみて下さい。

(「朝日新聞デジタル」)

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