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中国が世界最大の海軍力をもつ国になった / 日本学術会議問題の本質は対中国問題がある

  • 2020年10月5日
  • 2020年10月6日
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女性

「中国の海軍が世界一になったと『産経』(2020.10.5日付)が報じていました」

「9月の米国防省の報告書に書かれているので、確かな情報だと思います」

女性

「『産経』の記事によりますと、保有艦艇が約350隻で米軍の293隻を上回り、しかもその差は2030年までにさらに広がると言います」

「とにかく、中国は経済、軍事などの面において、ここ20年で急変しています。例えば、20年前の保有艦艇は120隻で殆ど心配ないと言われていたのです」

女性

「そこから、約3倍ですか」

「中国は世界の工場と言われてきて、多くの外資が集まっています。彼らが稼いだ利益を税金というかたちで吸収して、軍事力に投与したのです」

女性

「中国には、多くの日米の企業が進出していますが、要するに自分たちの首を絞めているようなものなのですね」

「企業人は自分の企業だけの利益を考える時代は終わったと思います。グローバル時代ですから、常に視点をグローバルに持っていただいて、世界の流れを掴み、日本の国益を考え、広い視野に立った企業行動をしていただきたいと思います」

女性

「本音は、早く中国から撤退して欲しいでしょ」

「多くの資本を投下していますし、雇っている従業員に対する責任もありますので急に方向転換は難しいとは思いますが、10年先を見据えての行動をお願いしたいと思います。中国は、真面目に世界征服を考えている国だからです」

女性

「共産主義というドグマに支配された国の怖さですよね」

「彼らが勝手に第一列島線から第三列島線までを設定していますが、第一列島線を固める必要が出て来ました」

女性

「アメリカもそのラインを守らなければいけないと思っているのでしょうか?」

「中国の軍事膨張を目の当たりにして、台湾、日本とともにそのラインを守るという戦略をとろうとしています。ポンペオ国務長官が10月4日から6日の日程で訪日をします。6日に日米とオーストラリア、インドの4カ国外相会合に出席し、菅義偉首相とも会談する予定とのことです」

女性

「韓国には寄らないようですね」

「そういった予定を見て、アメリカが何を考えているかを読む必要があります」

女性

「ここからが本論です ↓」




 中国への過度な忖度が目立つようになった

日本ではチャイナを中国と何気に訳していますが、中国の名称は中華思想を前提とした国名だということを意識している人は意外に少ないと思います。

中華思想というのは、中国が世界の中心で華を咲かせるという意味の国名であり、周りは東夷(とうい)、西戎(せいじゅう)、南蛮、北狄(ほくてき)という野蛮人たちが住んでいるというもので、差別思想が根底にあります。だから、戦前は日本はシナと呼んでいたのですが、知らない間に忖度が働いて、中国と言うようになったのです

ついでに言いますと、ワードで「しな」と打っても「支那」とは出ませんし、「ちゅうきょう」と打っても「中共」と出ません。もうすでに、ここから忖度が始まっていると思っています

ちなみに、「中華」という美称は中華民国の時代から使っていますが、英語名は「Republic of China」であり、現在の中華人民共和国の英語名は「People’s Republic of China」です。ただ、日本という国は、歴史を調べると、中華思想が蔓延しやすい国だというのが分かります。

実は、現在がその真っただ中にあるのではないかと思っています。政治家の中国に対する忖度が、庶民のレベルから見ても分かります。二階幹事長の言動は最たるものですし、公明党もそうです。野党にもかなりの工作が入っているのではないかと思われます。

「言葉は嘘つき」と言います。その人の本心を知るには、発せられた言葉ではなく、態度や行動を見るべしということです。口では人権とか言っても、「1国2制度」を形骸化させ、香港人の自由を奪う香港国家安全維持法が施行された時の与野党の行動やマスコミ報道を見れば、どこに本音があるか分かります。

香港国家安全維持法が制定された時に、日本を含む27か国は中国政府に対して再検討を求める声明を出しています日本の対応は安倍首相ではなく、菅官房長官(当時)と茂木外務大臣(当時)が記者会見や談話で遺憾の意を表明したのです。

安倍首相名でのメッセージがなかったこと、与野党の動きが鈍かったことが何を意味しているのか。本来は国会で非難決議をあげ、香港市民との連帯ということで与野党まとまるような事案だと思いますが、そうはならなかったのです。習近平主席を国賓待遇で迎えるという、とんでもないプランも現在なお生きています

このような状況を見ると、政界とマスコミにかなりの中国からのアプローチが入っていると判断しても良いでしょう。

 

 江戸時代にも中華思想が蔓延した

江戸時代において、朱子学が官学であったこともあり、中国が他のどこの国よりも優れているという中華思想が蔓延したのです

そういった風潮に古学の立場から反対をする人もいました。その代表的人物が山鹿素行です。山鹿素行が説いた古学というのは、孔子の教えを『論語』から直接学ぶべきだという教えですが、彼の立ち位置は中国の古典だったのです。そういった彼が危機感を持つほど中華思想が蔓延したということです

彼は当時の媚中の風潮に真っ向から反対し、「日本こそが中朝(中華)」と気を吐いたのです。「その思想は、支那崇拝、自国卑下の風潮時の中国崇拝、自国卑下の風潮にあった学界に大きな衝撃を与えました」(山鹿素行『中朝事実を読む』致知出版社.2015年)。令和の山鹿素行よ、出でよと思っています


山鹿素行は、日本こそが中華という国名を使うにふさわしい国であると言います。その理由の一つとして『日本書紀』、『古語拾遺(しゅうい)』などの古典を読めば明らかであると言います。そして自著の『中朝事実』の中で、日本は万世一系の皇統を有し、一つの王朝が2千年以上にわたって連綿と続いている国であること、片や中国は易姓革命を是とする国であり、中国5千年と彼らは言いますが、単に多くの王朝と民族がその大地を舞台に勃興を繰り返しただけであり、本質的に日本とは違うと指摘しています

隣国である中国を支配している共産党の勢いは止まっていません。約1億人と言われる共産党員がその他の民を政治的に支配するといった体制をとっています。人民共和国とは名ばかりで、国民には選挙権すら与えられていません

 

 日本学術会議の委員任命問題の本質は、対中国問題

中国は明確な目的意識をもって国家運営をしています。日本はというと、ありません。目的があって日々生活している人間と、日々何となく生活している人間、勝負の行方は言うまでもないと思います。このまま黙っていれば支配され、最初はチベット、ウイグルのように日本自治区として傘下に治められ、やがては日本という国が呑み込まれるかもしれません。

いみじくも、現在、日本学術会議の委員任命問題をめぐってマスコミが騒いでいますが、この問題の本質部分には対中国問題があります

マスコミや野党はそのことを知ってか知らずか分かりませんが、日本学術会議と日本政府の対立問題という構造の中で捉えようとしています。しかし実際には、日本学術会議の中にはびこった媚中の委員と、日本の安全保障の観点から排除したい政府との対立構造として捉えるべき問題です。要するに、日中の防衛問題が根底にあり、そこにアメリカの要請があるということです

中国は2050年までに科学技術における世界のリーダーになることを目指していますその中国に対して、日本学術会議は2015年9月7日、中国科学技術協会と力の促進を図ることを目的とした覚書を締結しています。

そして、その一方で日本において軍事的な研究協力は出来ないという声明を出すなど、日本の安全保障技術に対して非協力の姿勢を示してきました。何が軍事的な研究にあたるかどうか、その過程において判断できるものではありません。例えば、ナイフは殺人の道具にもなりますし、料理にも使います。問題なのは、人間側の問題であって研究をしている段階で判断はできないのです。要するに、何も研究しないという言い訳にもなり得るのです。学術会議に年間10億円の予算が計上されています。いい加減にしろというのが、政府の思いでしょう。

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