ようこそ日本の危機へ!このブログでは主に最新のニュース、政治、教育問題を取り上げております。

トランプ大統領就任 ―― 移民政策に注目集まる / アメリカが発展できたのは、白紙の状態からの国づくりだったから 

女性

「「もしトラ」と言われていたこともありましたが、ついにトランプ大統領が就任しましたね」

「これからの4年間、世界は彼の言動に振り回されることになると思います」

女性

「安倍氏がご存命だったら良かったですけどね……」

「そうですね、……。トランプ氏とは密接な人間関係を築いていましたからね」

女性

「年末には昭恵夫人をアメリカに招待していましたから、その親密振りがそれで分かります」

「普通は総理大臣を呼ぶところですが、そうではないところがトランプ氏らしいですね」

女性

「そういう意味で、石破首相というのは、巡り合わせが悪いですね」

「安倍首相のライバルであったことは知っているはずなので、心証は良くないと思います。とにかく日本は今はアメリカの懐に入るしかないと思っています。今までのように、中国に顔を立て、アメリカにも顔を立てるのは許してくれないと思います」

女性

「トランプ大統領は中国が嫌いなんですよね」

「彼は基本的に白人至上主義者であり、アメリカ第一主義です。中国人、日本人、朝鮮人の違いすらよく分かっていないと思います。だからこそ、違うことをアピールして、関係維持をはかるということだと思います」

女性

「アメリカと対等に渡り合えという意見もありますが……」

「渡り合える力があれば、そうすべきでしょうが、そんなことをしたら潰されるだけです。この前の戦争と同じことになります」

女性

「ここからが本論です ↓ 表紙写真は「読売新聞オンライン」提供です」

 移民の持っている力を建国のエネルギーに代える

米国は元々移民の国です。コロンブスによるアメリカ大陸の発見が15世紀です。それ以降、アメリカの大地の存在がヨーロッパの白人たちを中心に、世界に広がることになります。イギリスの清教徒たちが、祖国での宗教的迫害を逃れてメイフラワー号でアメリカ東海岸に着いたのが1603年といわれています。以来、様々な理由から祖国を離れた人たちがアメリカに渡り、アメリカの大地を開拓したのです。

それから約400年。今や経済的にも政治的にも世界の超大国にのし上がり、そのリーダーである大統領の一挙手一投足に世界が注目をしています。世界はアメリカを中心に回っていると言ってもいいでしよう。なぜ、わずか数百年でそこまで発展できたのか。それは2つの理由があります。

1つは、移民たちの持っているエネルギーの強さを利用したのです。余程のことがなければ、祖国を捨てるようなことをしません。強烈な事情があったのでしょう。そこで辿り着いた国がアメリカです。ここで失敗すれば帰る場所がありません。その追い詰められた境遇が、移民たちに力を与え、それが建国の力となり、経済を発展させる力となったのです。

(「MeisterDrucke-アート作品」)

 移民政策—— 詳細は分かっていない

トランプ大統領がどのような移民政策を採るのか、現在のところその詳細は分かっていません今言われていることは、メキシコ国境からアメリカに流入する不法移民の取締りであろうと言われています。

というのは、バイデン政権下で大きく増加したからです。前のトランプ政権(2017~20)の時は、年平均で74.9万人でしたが、バイデン政権下の2022年には267.4万人、23年は329.7万人です。1日あたり、9千人というもの凄い数の移民が押し寄せているのです。そして、中南米は治安や経済が不安定な国が多いため、今後もその数は減ることはないだろうと言われています。それに加えて近年多いのが中国からの移民です。年間で1万人いると言われています。

国境を越えれば、アメリカの税関・国境取締局の取締りを受け、難民認定審査を待つことになります。日本の場合は、難民認定審査の間は入管施設に収容されることになりますが、アメリカの場合は身体的に解放された状態で難民認定審査を待ち、それが一定期間過ぎれば就業許可を取得することができます。会社も移民たちを低賃金で雇うことができ、お互いにメリットがあるということです。ただ、別の見方をするならば、労働者の賃金が低く抑えられることになりますし、アメリカ人の雇用が奪われていることにもなります。

(「ニューズウィーク」)

 アメリカが発展できたのは、白紙の状態からの国づくりだったから

アメリカ発展の2つ目の理由は、殆んど白紙の状態から国づくりを始めることができたことです歴史と伝統という言葉があり、国も組織も長ければ良いと一瞬思うかもしれませんが、両刃の刃です。会社も含めて、様々な組織には長い時間の中で変なしがらみや慣行・不文律などが貼り付いて、発展を阻害するようになります。

最近、東京女子医科大学で元理事長が背任罪で逮捕されました。自宅から総額4億円もの金塊や現金が見つかったそうです。そのような方がどうして大学の理事長になれたのかというと、創業者との血縁です。血縁者を理事にしなければいけないという法の定めはありませんが、そのような慣行が女子医大にはあったのです。組織には、そういった不合理なものが少なからずあり、発展を阻害することがあるのです。

まっさらな状態から国を立ち上げ、しかも採用した統治制度が大統領制です。1期4年とし、2期までとします。独裁者を生まない知恵がそういった規則を作ります。大統領で当選した者は、閣僚を自分の裁量で自由に決めることができます。官庁組織のトップがすべて変わります。組織の風通しが4年ごとに刷新されることになります。アメリカが政治的に発展する原動力になっています。ちなみに日本はどうかというと、総理大臣が一応閣僚を国会議員の中から選ぶことができますが、慣行があります。当選回数何回以上とか、なるべく衆議院議員から選ぶとかという決まりがあります。トランプ大統領はイーロン・マスク氏を民間から閣僚に抜擢しました。こういうことも日本でも憲法上は可能ですが、出来ないと思います。不文律があるからです。

(「NHKニュース」)

読んでいただきありがとうございました。

よろしければ「ブログ村」のクリックをお願いします。

にほんブログ村 教育ブログ 教育論・教育問題へ
にほんブログ村

最新情報をチェックしよう!