(2/18日に書いた文章です)
安倍首相「不規則な発言をしたことをお詫びする。今後、閣僚席からの不規則発言は厳に慎むよう総理大臣として身を処していく」(JCASTニュース)


























現代政治は、政党政治と言われるくらいに、政党の果たす役割は大きなものがあります。日本の政党政治の歴史は、自由民権運動の頃に遡ることができますので、140年くらいの歴史があります。
そのような歴史がありながらも、政党について殆ど何もルール化ができていないというのが、実態だと思います。
まず、憲法に政党の規定がありません。第21条の「結社の自由」の規定が、政党についての憲法の根拠条文なので、宗教政党、革命政党など、どんな政党でも自由に作ることができます。
ただ、地域政党「都民ファーストの会」とか希望の党のように、かつて選挙の前に急に出てきて、ブームが去って知らない間に消えていたということがありました。その政党に対して、有権者の中には、「希望」を託していたかもしれません。
公党という言葉がありますし、政党助成法によって、ある程度の要件が兼ね備えれば、助成金を受け取ることができる存在です。そのように手軽に政党が創ることができ、解党もできてしまう、名称のつけ方など、手続き的なルールが必要ではないかと思っています。
例えば、ドイツには「政党法」(1967年)があり、その中で「継続的または長期にわたって連邦または州の領域のために政治的意思形成に影響を及ぼし…」という規定があり、コンビニ感覚で政党を結成できないようになっています。
日本には政党法はないのですが、政党に関する法律が4つあります。政治資金規正法、政党助成法、法人格付与法、そして公職選挙法です。法人格付与法は助成金を受け取るためには、法人格がないとまずいということで制定したものです。だから、4つあると言っても、何のことはない、選挙とお金に関する規定だけです。
(チャリツモ)
民主主義社会にとって、重要な位置にある政党について、総合的に定めた「政党法」の制定が望まれます。盛り込む内容としては、1.綱領の内容(理念、目的) 2.党規 3.党大会 4.党員資格 5.党首(任期、選出方法) 6.会計 7.支部 などではないでしょうか。
読んで頂きありがとうございました