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【SDGs】真の「持続可能性」と宇宙の法則について/『古事記』に書かれた宇宙の法則

SDGs

真の持続可能性と宇宙の法則

女性

「持続可能性という言葉が、よく使われるようになりました」

「SDGs(持続可能な開発目標)を掲げて企業や地方自治体、団体が活動をすることは良いことだと思います」

女性

「ただ、持続、継続ということは難しいですよね」

「どうしたの、改まって」

女性

「私なんかダイエットの目標を立てて頑張るのですが、持続しません。すぐに挫折してしまいます」

「それは、単に決意だとか、性格の問題だと思いますけど……」

女性

「決意が足りない、性格が悪いということですか?」

「いえいえ、そうではなくて、ダイエットを継続することによって今よりも更に美しくなった自分の姿をイメージするのです。そうすれば、目標が明確になってヤル気も起きると思います」

女性

「あら、美しいだなんて……。やはり重要なのは、何といっても目標ということでしょうか」

「人間が何かを成し遂げようとする場合は、目標設定が大事です。それがイメージ化され、具体化されるなど明確であればある程良いと思います。だけど、国家、企業、団体といった組織体の場合は、違うと思います」

女性

「どのように違うのでしょうか?」

「組織体というのは、個人の集まりです。そこから考える必要があります。行わなければいけない手続きが2つあります」

女性

「2つですか? 個人は1つで良いのですよね」

「そこが企業や団体のあり方の難しさだと思います。その理屈が分からないと、活動をスタートさせても、やがては行き詰まりますし、やがては崩壊します。企業は倒産します」

女性

「方向性とやり方というのが、あるのですね。実際に、伸びる組織と潰れていく組織がありますからね」

「まず大事なことは、組織の一体化をはかることです」

女性

「いわゆる「ワンチーム」ですよね」

「ただ、組織は千差万別なので、まとめ方は一通りではありません。トップの力量次第です。トップが自身の人間力を磨くのが、一番近道かもしれません」

女性

「何か、難しい話になってきましたね。もう一つは、SDGsでよろしいでしょうか?」

「SDGsをマニュアル的に捉えている方が多いと思うのですが、SDGsの掲げる17の目標をつまみ食い的に掲げれば上手くいくという訳ではありません。要するに、「自然の法則」にかなっているかどうかが一番重要なのです」

女性

「「自然の法則」ですか? 本文の中で解明したいと思います」




 国家の持続可能性について、世界で最初に考えたのは日本人

中国で2002年に見つかった大量の木簡の中に、秦の始皇帝が国内各地で不老不死の薬を探すよう命じた布告や、それに対する地方政府からの返事が入っていたことが、調査の結果明らかになりました。そのように人間の持続可能性について世界で最初に考えたのは、秦の始皇帝でしょう。

その話が日本に伝わったかどうかは分かりませんし、それをヒントにしたかどうかも分かりませんが、世界で一番早く国家の持続可能性ということについて考えたのは、日本人だと思います。

大陸にある巨大な帝国が崩れ落ちていく様(さま)を当時の日本人が見て、どうすれば国家を永続させることができるだろうかと考えたのではないでしょうか。そのようなことを考える直接のきっかけは、隋の滅亡でしょう。隋は581年に建国され、589年に中国全土を統一します。隋の煬帝には、聖徳太子は正式な外交文書を送っています。そういう国が、618年に滅亡します。

秦という王朝も中国を統一した後、わずか10数年で滅亡したらしいという情報が日本にももたらされたことでしょう

当時、中国の王朝は、中華思想にもとづく冊封体制をとっていました冊封体制というのは、中国の皇帝を頂点とし、周辺諸国の王との間に君臣関係を結び成立させた国際秩序のことです。そのような帝国が、一度ならずも二度までも崩壊していった。これは一体何故なのか、といった問題意識をもったのではないでしょうか。



 自然の中にこそ、永続性のヒントが隠れていると考えた先人たち

日本人は、自然の中にこそ、永続性のヒントが隠れているし、それを見出そうとしたのだと思います。どういうことか。多分、先人たちは、この大宇宙が過去から未来に永遠に続くはずと考えたので、この宇宙の法則を読み解き、それに従った国づくりをすれば、永遠の生命を国家に吹き込むことができるはずだと考えたのです。

こういうふうに書くと、文字をもたない古代人たちが、そのような考えに至ると思うのは無理があると言う人が中にはいるかもしれません。それは、逆だと思っています。例えば、母音は「叫びの音」ですから、人類の誕生とともに成立した音でしょう。それと手振り身振りがあります。その2つの組み合わせにより、かなりの情報が伝わりますし、送信者も受信者も、今よりはるかに真剣ですので、物事の本質だけが集団の中を駆け巡ったのではないかと思います。

ところで、古代の人たちの生活や習慣が分かる吉野ケ里遺跡が佐賀県にあります。紀元前の5世紀から3世紀の頃の弥生時代の生活の様子を伝える貴重な遺跡です。カミと共に生活し、カミと共に生きたのでしょう。私も何年か前に現地に行き、当時の人たちは幸せな生活をしていたのだなと羨ましく思いました。

今は、雑多な情報が溢れすぎて、何が真実か、分かりにくい状況が現出しています。さらに分かりにくくさせているのは、悪意に満ちた情報が溢れかえっているからです

 日本の国は、先人たちが発見した宇宙の法則に基づいてをデザインされたもの   

先人たちが、宇宙の法則をどのようにして知ったのかは、分かりません。私は夢によって知ったと思っています昨日のブログで、アインシュタインが娘に宛てた手紙のことを紹介しました。その中で宇宙には「強力な力」が存在していることを彼は書いています。そのことを意外に夢で知ったのではないかと思っています。方程式によって導き出したとすれば、堂々と発表するでしょう。そうではない、だけど真理であろう。娘に手紙を渡して未来の科学者たちに、その解明を託したということではないでしょうか。

夢について科学の解明が遅れていますが、夢は異次元世界からのメッセージだと思っています。そのため、夢の世界はデフォルメされた世界となっています。2頭身の人間が出てきたり、新幹線がひっくり返ったり、空を飛んでみたりします。その奇想天外なストーリーは、「神話の世界」に似ています。現代人は夢の内容について、もう少し気にする必要があると思っています。

夢を気にする人が少なくなっているのでしょう。そのため、向こうの世界からの発信も絶対的に弱くなっていると思います。貴重なメッセージと思い、私は忘れないようにその都度メモ用紙に書き留めるようにしています。そうすると、向こうの方で受け止めてくれると思い、さらに丁寧な情報を発信してくれるようになります。

先人たちが知った宇宙の法則については、昨日のブログの中で書きました簡単に言えば、陽と陰、それを活性化する力(エネルギー)、この3つの「力」が宇宙の中に貫かれているのです。

例えば、同じ物質でも右手と左手のように立体的な構造が異なる物質はキラリティーと呼ばれます。キラリティーが違うと、同じ物質でも性質が異なり、医薬品にした場合、キラリティーが違っただけで効果が全く違うそうです。陽(+)と陰(-)の組み合わせと組み合わせ方の違いによって、全く違うものができるのです。これが自然の力であり、そのような自然の法則を踏まえて国家をつくれば、その国家は持続的に発展するであろうと考えたのです。

自然の反対は人為です。人が勝手にルールを作って、それに基づいて国や組織を作っても、持続性はありません。西欧の国々は、持続的な国家をいかにしてつくるか、現在なおも模索中だと思います。権利、義務、立憲主義、社会主義、共産主義、社会契約、主権といった作為的なルールや概念を使って近代国家をつくりましたが、それらが有効とは思いませんし、証明がなされた訳ではありません。歴史的に検証している最中です。医学で言えば、臨床実験の最中です。

気の早い日本の左翼学者たちは、それが唯一正しい考え方だと完全に思い込んで飛びついています。それだけなら良いのですが、その概念がまるで正しいかのような前提で教科書が書かれ、それに基づいて司法試験が実施されたり、大学入試が行われたりしています。大学共通テストが実施されることにより、大学入学生が一つの価値観で「洗脳」される危険性があります。幾何学的なブロック塀はもろいですが、天然の石を組み合わせた石垣は強固です。人為はもろく、自然は強固です。自然は多様性が特徴であり、生命(いのち)です。中国は科挙の試験を導入したために、衰退していきました。同じ道を日本は辿ろうとしています。

「宇宙には同一のデザイナーのしるしがある」。ニュートンの言葉です。神ではなく、「デザイナー」としたのは、数字と立体という2つのメッセージを届けたいという思いがあったのだと思います。最も安定した数字は「3」ですが、そのうちの1つは異次元であるだろう、そんな思いが「デザイナー」という言葉に表れていると思います。

陽(+)と陰(-)、それを司る「カミ」の力、右大臣と左大臣、それを司る天皇、そして天皇をカミとつなげて異次元の扱いとしてしまおう、といったアイディアが浮かんだのだと思います。今のような皇室制度がつくられたのは、7世紀です

それを後世に残すために『古事記』神話が作られます。神話によって天皇とカミを繋げます。その代わり、天皇の一生は毎日が緊急事態宣言のようなものです。つまり、殆ど自由がなく、つねに国のために捧げる一生となります。

天皇陛下は祈る人なのです。カミをお祀りする日本の最高の神主です。そのため、1年を通じて様々な宮中祭祀において国家の安泰と国民の幸せ、五穀豊穣を願っておられます。

誤解を恐れずに見方と言い方を変えさせていただくならば、一人の人間、そしてその関係者の人生の犠牲の上に国家の安定を図ろうとしたのです。その思いを重く受け止め、日本国民は真摯に生きる努力をしなければいけないのです

読んで頂きありがとうございました




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