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時代を先取りする英才教育の導入を / 一人の天才が地球を救う ―— 天才を意識的に養成する時代

  • 2021年3月12日
  • 2021年3月13日
  • 教育論
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女性

「これからの日本で求められる教育は何だと思いますか?」

「どうしたのですか? 急に」

女性

「デジタル化が遅れて、給付金すらきちんと配布できませんでした」

「今回のコロナ禍で、いろんなことが露呈しましたよね」

女性

「だって、肝心のワクチンが結局日本で未だに開発されていませんよね」

「日本の科学技術力が明らかに落ちているということでしょう」

女性

「ロシア、中国、ベトナム、インドがワクチンを開発しています。中国からは、オリンピック選手に対して、無償でワクチンを打ちますよと言われる始末です」

「教育の敗北ですね」

女性

「そういう捉え方をしていませんよね」

「それでは困りますよね。防衛、防疫すべて外国頼りになります」

女性

「最後の貿易はどうですか?」

「貿易というのは、外国からの日本製品の購買です。何故、買ってくれるのかというと、商品的魅力があるからです。魅力をもたらすものは、文化の力であり、教育の力だと思います」

女性

「防衛、防疫、そして貿易ですね。まとめて、「三Vou」ですね」

「カッコいいですね。流行らせましょうか」

女性

「今、一歩の感じがしますが……。ここからが本論です ↓」

 時代は熱き英才教育を求めている

社会の発展のカギは、一人の「思いやり」がある天才とそういった人たちを生み出すシステムをいかに創り出すかにかかっています。その2つのことを考える必要があります。

「思いやり」教育と天才を生み出すシステム創りですが、難しいのは「思いやり」をどのように育むかということです。何故、これが必要なのかと言うと、「無国籍」の学者を育ててしまったならば、日本から移住してしまうこともあるからです。そうなると、日本の国にとって場合によってはマイナスに作用することもあるからです。

大事なことは、この国のために自身の能力を発揮してくれる熱き秀才をどれだけ育成できるかがカギなのです。

 

 「思いやり」は集団の中で、偉人教育をする中で育つもの

一番間違えやすいのは、「思いやり」にまつわるエピソードが書かれた文章を読ませて、それの感想を言い合うという道徳の授業で「思いやり」の心を育てようとすることです

人間がAIロボットであれば、それでも大丈夫です。思いやりがあると判断される多くの行動をデータとして打ち込んでいきます。打ち込まれたデータが多ければ多いほど、そのAIロボットは「思いやり」ある行動をとることができるでしょう。

道徳に対する文科省の考え方は、そのようなものです。そして、検定教科書は、文科省のそのような方針に基づいて編纂されているのです。そういった発想では、「思いやり」の心は身に付きません。だから実際に『道徳』が教科化された後も、いじめが減らないし、皮肉なことに自殺者やハレンチ教員が増える始末です。人間はAIロボットのように、単純にはいかないということです。

 

 偉人の生き方が一番の手本

テニスに例えたいと思います。フォアハンドの打ち方をマスターしました。バックハンドの打ち方をマスターしました。ボレーの打ち方をマスターし、サービス、スマッシュといったあらゆるショットをマスターすれば、試合に勝てる選手になると思うようなものです。

これだけでは、試合には勝てません。何故なら、どの場面で、どのようなショットをどう打つかが分からないからです。どうすれば、良いのか。一番分かりやすいのは、上手い人のプレィを見ることです。それがお手本となり、自分の中にプレィのイメージが植えつけられます。そして、実際の自分自身の試合の時に、そのイメージを手掛かりに試合をするのです

人の生き方も同じです。あらゆる時代背景の中で、自分を見つめ、周りを見つめ、国と社会を見つめながら自己の求めるところに生きた多くの偉人がこの日本にいます彼らが偉人と言われるのは、何故なのか。それは彼の行く手を妨げようとする逆風に抗して、熱きハートをもって社会を生きたからだと思います。時代が変わっても、同じ人間としてその熱きハートに共感し、そこから学ぶことが多くあると思います。

実際に、中学3年間の『道徳』(東京書籍)の教科書の中で、何人の偉人を取り上げているか調べてみました中1→0、中2→2(田中正造、杉原千畝)、中3→0でした。実際の社会の中で生きた人の手本が、少な過ぎると思います。

 意識的に英才教育を行う時代

一人の天才的な発明が、人間社会に大きな進歩をもたらすかもしれません。一人の天才的な政治家が、人類を戦争の危機から救うかもしれません。

時代の中から天才は自然に生まれました。しかし、これからの時代は意識をして天才を育てる時代に入りました。天才は天才によってさらに成長することができます。今までの時代は、天才と天才の出会いは偶然に任されていたのですが、現代はSNSによって出会いを意識的につくることができます。

今、話題の台湾のIT担当大臣オードリー・タン氏は、IQ180のギフテッド(天才)です。19歳でシリコンバレーでソフトウエア会社を起業。2014年、米アップルでデジタル顧問に就任、Siriなど高レベルの人工知能プロジェクトに加わり、2016年10月より、蔡英文政権において、35歳の史上最年少で行政院(内閣)に入閣、無任所閣僚の政務委員(デジタル担当)に登用されています。

実は彼は小学校の時に不登校になっています。その時に、彼の母親は彼の能力を見抜いて彼を教えてくれる大学教授や大学生を探してきます。そういった努力が、やがて実を結ぶことになります。たまたま親が気が付いたので彼の才能が開花したのですが、本人も周りもその能力を知らずに過ごすことは多々あることです。だから先人は「千里の馬は数多くあれど、伯楽世になし」と言ったのです。「伯楽」というのは、名馬かどうかを見極めることができる人です。

この日本にも、IQ140以上のギフテッドといわれる天才が統計学的に250万人位いるはずですが、多くは埋もれてしまっていると言われています。そういった人たちを見出し、発掘し、育てることをシステムとして創り出す時代なのです。

読んでいただき、ありがとうございました

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