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中国の世界征服計画が実行される危険性が高まる ―― ODAと中国緑化植林事業、日本からの資金援助は今年の3月まで続いていた

「昨日に続いて、中国共産党100周年にあたっての習近平主席の演説を話題にしましょうか」

女性

「昨日あれから『日経』に掲載された演説を全文読みました。大変でした、読むのが。読んだ後、このままでは日本は危ないのかなと、漠然と危機感を持ちました」

「あの文章が中国共産党の当面の方針であると理解して良いと思います。この4、5年がある意味試練になると思います」

女性

「素朴な疑問なんですが、「拡張主義」というのでしょうか、中国のベクトルはどうしていつも外に向いているのですか?」

「それは民族のDNAだと思います。大陸は狩猟民族の国が殆どですが、何万年という狩猟生活の中で多くの領地を得ることが、自分たちの生活を安定させることに繋がるというプログラムが遺伝子レベルで書き込まれてしまったのだと思います」

女性

「ただ、それを上手く教育や政治の力でコントロールするところが人間の人間たる所以だと思いますけど」

「そうなんですが、中国の歴史をその観点から捉え直すと、古代から現代まで、どの王朝も実は拡張主義なんです。今に始まったことではないのです」

女性

「13世紀に元寇がありましたが、要するにあれは偶々あのような事件が起きたかのように思うかもしれないけれど、中国の国力が常に強ければ、常にあのような攻撃にさらされたということですね」

「そう解釈した方が良いと思います。彼らの感覚は『三国志』の頃と変わってはいないと考えた方が良いと思います」

女性

「人間は変わらないと言いますけど、お国柄は数千年経っても変わらないということでしょうか」

「何万年という歳月の中で形成された民族のDNAが、わずかな時間で変わるはずがありません。当然、お国柄は変わらないという前提で外交関係を考える必要があります。個人的な人間関係と同じです。これから、ますます中国からのプレッシャーがかかってきます。マスコミや政界、財界への工作が定期的に入ってくるでしょう」

女性

「そう言われて今ふと思ったのですが、最初は武漢ウイルスと言っていたのに、知らない間にコロナウイルスになっていましたよね。変異株については、インドやイギリスといった国名を使いながら、発生源の中国の武漢を使わせなかったのですね」

「これからは、組織的な動きがいろいろ出てくると思っています。何しろ日本は台湾の次のターゲットになっていますから」

女性

「ここからが本論です ↓」

 台湾統一を足掛かりにして世界征服を――全世界に対して宣戦布告

演説の後半は、中国の野望満載の内容になっています。「台湾問題を解決し、祖国の完全な統一を実現することは、中国共産党の変わらぬ歴史的任務であり、中華の人々全体の共通な願い」「『台湾独立』のたくらみも断乎として粉砕し、民族復興の美しい未来を創造しなければならない」。台湾への侵攻が近いことがこれで分かります。尖閣は台湾侵攻の上で重要地点になります。連日のように尖閣周辺に中国船が侵入してくるのは、そういった理由からです。

オブラートに包むように言葉を選びながらも、必ず本心が散りばめられています。どこにそれがあるのかを探る必要があります。

「中国共産党は人類の将来の運命に心を配り、世界のすべての先進的な力と協力して前進する。中国は常に世界平和の建設者であり、世界の発展の貢献者であり、国際秩序の擁護者である」「人類の運命共同体の道を守り、一帯一路の質の高い発展を促し、世界に新たな機会を提供しなければならない」

(「Yahoo ニュース」)

この2つの文章を読むと、中国の力による統治を世界中に及ぼし、世界征服を企てていることが分かります。

かつて、このブログで共産主義者の理想は人工プールで人々を泳がせること、民主主義の考え方は、自然の海岸で思い思いの服装や水着でエンジョイさせること、そんな例え話で説明したことがあります。「世界平和の建設者」とありますが、日本人の多くが考えているような世界平和ではありません。共産主義者にとっての「平和」なのです。ウイグルや香港の状態は、彼らからすれば今が最も平和で安定した状態と言うでしょう。価値観が全く違うのです

 ODAと中国緑化植林事業——中国への資金援助を今年の3月末まで行っていた

そのような中国に、資金面でつい3か月位前まで協力しているのが日本なのですODA(開発援助金)と中国緑化植林事業のことについて報告します。

外務省のHPには「2006年の一般無償資金協力終了及び2007年の円借款の新規供与終了以降,日本国民の生活に直接影響する越境公害,感染症等協力の必要性が真に認められる分野における技術協力,草の根・人間の安全保障無償資金協力などのごく限られたものを実施してきた」が、「2018年10月、対中ODAの新規採用を終了させる」こととなり、「すでに採択済の複数年度の継続案件については,2021年度末をもって全て終了する」と書いてあります。 

つまり今年の3月にようやく完全に終わったということです。GDPの額で追い抜かれて以降10年間、ODAとして資金援助をしていたのです。

そして、こちらについてもマスコミは殆ど報道しませんが、中国緑化事業に日本は資金を長年拠出してきたのです。例えば、2015年度には約100億円の基金を追加拠出しています。この時点ですでに日本はGDPで中国に完全に追い抜かれています。

(「減税新聞」)

緑化事業の基金は、小渕恵三首相(当時)が主導し、1999年に日本政府が100億円を拠出して創設されてものです。なぜ、日本が資金を拠出する必要があるのかということですが、植林によって中国からのPM2.5の飛来が低減されるからという理屈でした。日本の民間団体の経費などを助成し、毎年約1000万本、計約6万5000haの植林が行われたと言います営利事業ではありませんので、当然基金が先細りになります。2015年度末に10億円程度まで減ります。であれば、そのまま日本は手を引けば良いのに、2015年補正予算で100億円の基金を積み増します。

こちらの交流基金も2021年3月末日をもって終わりました。その3か月後に習近平氏の世界征服宣言が北京から発せられたのです。売国的な政治家が日本を衰退に導くことになります。

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