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中国女子テニス失踪事件 ―― 無事かどうかを判断するのは、まだ早い / IOC北京五輪に向けて火消しに動く

女性

「安否が懸念されていた中国の女子選手の無事が確認されたそうですね。今日の朝のNHKニュースで報道されていました」

「昼のNHKニュースでも言っていましたね」

女性

「IOCのバッハ会長が彼女とビデオ通話をしたということで、その映像がテレビで流れていました」

「そのことに、何の問題意識も持たないのですか?」

女性

「えっ、ビデオ通話なので、リアルタイムだと思いますけど」

「そもそも彼女は共産党最高指導部メンバーとの性的被害を公表した人なので、中国からすると危険人物なんですよね。その人が自宅から自由にビデオ通話ができるはずがないとは思わないですか?」

女性

「そう言われてみればそうですね。だけど、バッハ会長は彼女と話をしていますよね」

「2つの問題があります。バッハ会長が話をしたのは、本当に本人だったのかという問題です。彼はIOCの人間であってWTA(国際女子テニス連盟)の人ではありません。本人確認が本当にきちんとなされていたのかという問題が、まずあります」

女性

「要するに、替え玉の方が向こうから話していても分からないだろうということですね。ただ、30分の長きにわたったやりとりだったと言っています」

「そのやりとりを公表していませんよね」

女性

「来年1月に北京で夕食をする約束をしたみたいですけどね」

「そういうのんびりした話に持って行きたいのかなと、逆に思ってしまいましたけどね。逆に、疑念が出てきました」

女性

「確かに、そう言われるといつもは何があってもビクともしない中国なのに、バタバタと動きましたよね」

「国営放送が本人のメールを公開し、友人のツィッター動画が公開されると、却って疑惑が深まってしまい、それで急遽バッハ会長の登場という感じですよね」

女性

「支配下の選手ということで、本来はWTAが出てきて中国に対して本人の記者会見を求めるなどの措置をとるべきなのでしょうね」

「それをやられてしまうと対応できないので、先回りしてIOCのバッハ会長を使ったという見方も出来なくはないですよね」

女性

「ちょっと深読みという感じがしますが……。真実はやがて明らかになると思いますけど、ここからが本論です」

 無事かどうかを判断するのは、まだ早い

NHKが11/22日の朝と昼の2回、で女子プロテニス選手の無事が確認されたという内容のニュースを流していましたが、内容は単なるビデオ電話ができただけというもの。彼女の肉声も流れず、テレビ電話の1シーンだけを紹介していました。今の時代は、AIで加工映像を簡単に作ることが出来ます。その程度のもので、「本人の無事が確認された」と報道するノー天気ぶりはいかがなものかと思います。

そして逆にNHKが2回同じニュースを流したのが気になります。変なところからの圧力があったのではないかということです。しかも、いつの映像か分かりませんが、子供たちとのテニスイベントの映像を流していました。ただ、スポンサー企業によると彼女が着ていたウェアーは2、3年前のものではないかと言っています。いずれにしても、こういう騒ぎになっているので、疑念を払拭するためにも、さらには世界のテニスの愛好家のためにも緊急記者会見を求めたいと思います。

(「Mobile Reuters」)

仮に、「本人」の言う通りに、北京の自宅にいるとしたならば、軟禁状態の可能性が高いと思います。全く、フリーに動けるような状況ではないでしょう。だから、逆にIOCのバッハ会長とテレビ電話が出来たのです。当局監視の元であれば、世界のどことでも繋いでくれるでしょう。さらに、いきなりバッハ会長が出てきたのも不自然ですので、逆に中国との強い繋がりを感じます出てくるべきはWTAでしょうテニスの専門的な質問をして、その受け答えで本人かどうかが分かります。バッハ氏は30分話したと言っていますが、内容的に何を語ったのか殆ど明らかになっていません。来年の1月に北京の料理店で一緒に食事をする約束をしたと言っていますが、替え玉でも「yes」位は言えるでしょう。バッハ氏では、そのようなお茶を濁すような話題しか出せなかったということです。

そして、無事というのは、本人の生存も含めて自由に行動し、自由に生活できる状態になっていることを確認することです。要するに、無事かどうかは、まだ確認されていないということです

(「TBS News i」)

 「中国膨張時代」を迎えて

これからは中国関連の様々な報道をどういう立場、そしてどういう視点で報道するかということが今まで以上に求められると思います。どうしてか。簡単に言うと、一帯一路という名の世界征服計画を一つずつ理詰めのように行ってくると思うからです。もうすでに、日本の様々な分野に浸食が始まっています。

先日の「6中全会」では「歴史決議」を採択し、習近平独裁路線に大きく舵を切った中国です一人の人間に権力が集中すれば、そこからのスピードは速くなることは、歴史が示す通りです。ぼやぼやしていると自分の寿命が尽きてしまうし、変に停滞すれば周りに隙を見せることとなり、自分の立場が危うくなります。そんなことから、今まで以上に中国の動向に目を向ける時代に入ってきたと思います。

(「Yahoo!ニュース-  Yahoo! Japan」)

 日中友好議員連盟は解散されたし

日本の対中姿勢が問われるということで、林芳正外相は「無用な誤解を避ける」ということで日中友好議員連盟の会長を辞任しました。この日中友好議員連盟というのは、1973年4月に中国との友好関係促進ということで発足した超党派でつくる議員連盟です。

両国に何の問題もなければ良いのですが、中国が完全にキバを剥いてきた以上、この組織を存続する意味がありません。ましてや、副会長は日本共産党委員長の志位氏です中国共産党と日本共産党は出自が同じです。両党はコミンテルンの支部として、ほぼ同じ時期に創立されています。林氏は会長辞任ではなく、会の解散を会長として提起すれば良かったと思います。

そもそも日本は議院内閣制の国です。大統領制の国と違って、議員外交という言葉は成り立ちません。どういうことか。国会で多数派を占める政党によって内閣が構成され、そこが外交権を行使します。ところが、議員外交を認めてしまうと、単なる分派活動を認めることになるからです。ただ、大統領制の場合は、大統領に外交権がありますが、大統領は国民から直接選出されていますので、大統領と連邦議員の考えが違い、そのもとでの外交はそれなりに意義があるからです。要は、相手の受け止め方の問題なのです。

議院内閣制の場合は、受け留め方ではなく、そもそも外交を行うこと自体が論理矛盾なのです。さらに、中国は一党独裁国家なので、民選議員がそもそもいません。一体、誰と交流するつもりなのかと思います。そして、そういう組織を残しておけば、変に中国に利用されるだけです。会長が外相に選出された今回のことをきっかけに速やかに解散することが日本の今後のために良いことだと思います

【日中友好議員連盟】  (現在の体制)

会長 小渕優子(自民党)

副会長 志位和夫(共産党)  北側一雄(公明党)   岡田克也(立憲民主党)

幹事長 近藤昭一(立憲民主党)  山口那津男(公明党)

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