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自民党の危うい移民1000万人計画 ―― 多くの移民を「将来の日本人」として受け入れていくシステム作りが必要/ 手本は相撲界

「前回の話ですが、ゲルマン民族の大移動というのは、現代で言えば、難民問題だということが分かったと思います」

女性

「結局、「庇を貸して母屋を取られる」ということだったのですね」

「そうですね。「庇を貸して」も母屋を取られなければ良いのですけどね……」

女性

「取られなかった国の例はあるのですか?」

「中国が、そうですね。中国という国は懐が深い国で、来来(らいらい)カムカムみたいなところがあります」

女性

「中国にも難民が押し寄せたことはあるのでしょ?」

「ゲルマン民族の大移動に象徴されるように、当時は民族の流動化があった時代です。中国はその頃は、三国志の時代から五胡十六国の時代に移り変わる頃です。遊牧民たちを五胡と呼んでいるのです」

女性

「多くの遊牧民と、もともとの農耕民族たちとの混成状態になった訳ですね」

「西ローマ帝国は混成状態になって滅びるのですが、中国では混乱の中でも中国の文明が滅びることはなかったのです」

女性

「それは、どうしてですか?」

「中国に移住してきた異民族たちが中国化し、文明の継承者になっていったからと説明されています」

女性

「庇に入っていたら、いつの間にか、母屋の一員になっていたということですね。成程、さすがは中国という感じですね。ここからが本論です ↓」

 ゲルマン難民——兵役や下働きの労働者として使用する思惑

西ローマ帝国に多くの遊牧民族が入り込んで、ミニ「五胡十六国」状態が出来てしまい、混乱の中で滅亡していくのですが、中国はそうはならなかったのは何故か。土地の広大さと遊牧民族たちが中国での定住を志向したためです。

西ローマ帝国には、議会制度もあり、上下水道(下の写真)や石の舗装道路、遊興施設やインフラなど、その時代においては、かなり高度なものが整備されていました。実は、その文明を富裕者層が金銭的に負担して維持していたのです。そのことをエヴェルジェティズム(施与行為)と学者は言っています。

ところが、3世紀末頃から富裕層たちがエヴェルジェティズムを止めてしまいます。彼らは自分のために蓄財を始めます。その原因については、明らかになっていないそうですが、負担義務が重くなって何らかの不満を富裕層たちが抱いたためではないかと思われます。帝国内の住民の間に亀裂が入り始めます。貧困層の不満も高まります。ちょうど、そんな頃にゲルマンの難民たちが押し寄せてきたのです。

富裕層たちは、ゲルマン難民を兵役や下働きの労働者として使えると思ったのでしょう。今までは貧困層が担ってきたのですが、彼らが従来通りの働きをしなくなっていたのです。そんな状況の中で、域内への難民流入を承諾し、それが帝国の滅亡に繋がったことは前回案内した通りです。

(「テンミニッツTV」)

 難民(移民)の中にその地の文化・文明への憧れがあれば定住化がすすむ

中国文明は紀元前約6000年頃までに、黄河や長江流域を中心に形成されていました稲や雑穀の栽培、灌漑施設も作られ、共同村落も存在していました。陶器、青銅器、貨幣、そして文字も使われていました。

そういった文明社会に遊牧民たちが中央アジアや北方から侵入してきたのです。遊牧民の中には、自分たちの伝統や文化を守った生活をしたいという部族もあれば、定住生活を志向しようとした部族もあったのです。

前者の部族は、自分たちの食料が枯渇すると、食糧調達のため中国の文明社会を襲撃しました。そして、後者の部族たちは、自分たちの国を作り、中国文明を徐々に採り入れていったのだと思われます。襲撃をする遊牧民から守るために造られたのが万里の長城だったのです。

(「gooブログ(goo blog)」)

 自民党の危うい移民計画

ここからは、現在の日本の話です。自民党に外国人材交流推進議員連盟(会長:中川秀直)というのがあり、そこが中間報告を出しています。報告書が言おうとしていることは、人口減が予想されるので、その分を移民で補おうということです。数としては1000万移民と言っていますが、かなり無理な数字です。

数字的にも無理ですし、下手をすると西ローマ帝国の二の舞となります移民政策が上手くいくためには、移民たちが日本の言語や習慣を含めて、文化を積極的に吸収して受け継いでくれることです。古代中国の例のように、遊牧民族は中国に土着し、最終的に定住生活を受け入れていきます。まさに、その土地の人間になっていったのです

移民政策を間違えると、国内で価値観の異なった文化が対立をすることになり、紛争の元を作ることになります。宗教の中には、排他的で攻撃的なものがあります。日本社会の中に溶け込もうとせず、自分たちのテリトリーを作って行動し、それを広げようとします。

(「東京新聞」)

日本人の中にも、日本的な価値観を否定している勢力が一定程度います。公然と革命と言っている政党もあります。その人たちと、反日の外国勢力が結託することもあるでしょう。現実社会は、頭の中で計算した通りに動きません。一番の鍵は、教育システムだと思います。多くの移民を「将来の日本人」として受け入れていくシステム作りが必要です。お手本は相撲界です。外国人力士は見事に日本人になっていきます。新大関の霧島はモンゴル人です。ただ、日本の子供たちですら危うい状況(不登校24万に)なのに、外国の大人を教育できるシステムを開発することなど出来ないと思っています

(「テレビ東京」)

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