ようこそ日本の危機へ!このブログでは主に最新のニュース、政治、教育問題を取り上げております。

毛利家の歴史から石破氏の今後の行動を占う ―— 毛利藩の臥薪嘗胆の思いが明治維新として結実 / 首相が権力闘争を考えている

女性

「昨日、石破首相の所信表明演説がありましたが、聞かれましたか?」

「聞いてはいません。というか、余り聞く気にならないですね。彼の話し方は、何とかならないのかなと、いつも思っています」

女性

「政治家らしくない話し方だなとは思います」

「政治家というのは、良きにつけ悪しきにつけ、民衆を扇動する力がなければ失格だと思っています。時にはジョークを交え、民衆を自分の手元に惹きつけるだけのものが必要です」

女性

「トランプさんの演説はいつも上手いなと思っています」

「彼のようにリズム良く、テンポ良く話すのが、政治家の演説の基本です。一度聞き始めたら、聴衆を逃がさないように話題を次々と変えながら、自分の考えを述べて相手を納得させる」

女性

「成る程、そういう方が出てくることを祈りましょう」

「これからスタートなのに、ご愁傷様みたいなことを言うのですね」

女性

「余り期待は出来ないだろうなと思っています。所信表明演説の報道を見たのですが、憲法改正がものすごく小さくなってしまいましたね」

「憲法改正は完全に無理だと思っています。申し訳程度に入れた感じです。というか、彼はしばらくは権力闘争をするつもりだと思っています」

女性

「権力闘争って何ですか? 彼は総理大臣ですよ」

「総理大臣の役割もありますが、自民党の総裁でもあります。しばらくは自民党内での確固たる地位を築くことに心を配りそうです。諸々の政治課題はその合間にやるという考えのように思えます」

女性

「ここからが本論です ↓表紙写真は「KYODO NEWS」提供です」

 石破首相の出身県は、毛利家の領地であった所

石破首相の出身は鳥取県ですが、戦国時代、毛利家の領地だった所です。毛利家の石高は約170万石で、当時の日本全体の約9%もの収入があった計算になります。毛利家の所領を現在の都道府県で云うと、鳥取、岡山の大半、島根、広島、山口、福岡の半分です。大大名であったことが分かります。

その毛利家ですが、関ケ原の戦いで西軍に味方したということで、所領の多くを没収されてしまい、領国は山口県の周防(すぼう)・長門の2国に減じられてしまいます。石高で言うと、170万石から30万石余となります。80%の収入減です。当然、家臣団を今まで通り養うことはできません。強制解雇をせざるを得なかったのです。

解雇された家臣たちはどうしたのか。その辺りの研究があるのかは寡聞にして知りませんが、言い伝えによると、家臣たちの半分くらいは山口県の長州に移り荒地を開墾する等、お家再興を夢見て、百姓として臥薪嘗胆(がしんしょうたん)の日々を送ったと言われています。

(「note」)

 毛利藩の臥薪嘗胆の思いが、明治維新として結実

人は何か謀略的な策略に遭うと、途端に警戒心を持つようになり、権謀術策を用いるようになります。毛利輝元の長男の秀就(ひでなり)の代になると、家康の孫娘を正室に迎えて松平姓を与えられるなど、徳川氏との関係修復に動きます。その後、その立場から中央政界の中で地位を固め、外様大名ながら発言権も高めていきます。幕末の動乱期に長州藩がクローズアップされますが、実はこのような前史があったのです。

そして、この長州藩と薩摩藩が中心になって起こしたのが明治維新と呼ばれている明治の政変です。元々両藩は犬猿の仲だったのですが、倒幕という一致点で坂本龍馬の仲介で同盟を組みます。薩長土肥と旧幕府軍の戦いなので、これは一種のクーデターです。そして最終的に権力を握ったのが長州と薩摩です。関ケ原の減封の恨みを約300年振りに果たした格好となりました。

新政権がまず行ったのは、権力闘争です。幕府に味方した藩、つまり自分たちに敵対した藩の勢力を削ぎ、名前を消し去ることを行います。最後まで抵抗した会津藩の処分は徹底していました。藩士たちは下北半島に移封させたのです。一種の島流しです。そして廃藩置県の際に、敵対した藩の名前を県名として採用することはせず、郡、山、川の名前を使ったのです。例えば、関東圏で言うと岩槻藩→埼玉県です。埼玉は郡名です。土浦藩→茨城県。これも郡名を県名にしました。熊本県は川の名前を使っています。熊本は肥後藩ですが、敵側ということで採用しなかったのです。

その一方で、鹿児島藩→鹿児島県、山口藩→山口県、広島藩→広島県というように味方には藩名を使いました。やっていることを見ると、了見が狭いことが分かります。関ケ原の恨みを執念深く引き継いで、300年後に果たした格好になっています。新しい明治の時代になり、国を一つにまとめて近代国家を目指して突き進んだ訳ではないのです。まず行ったのは藩閥政府をつくったことでした。

(「佐藤コウキのスマイル日記-はてなブログ」)

 石破氏は権力闘争を考えている

長々と歴史の話をしましたが、歴史は役者を代えて繰り返すと言われています。同じようなことが石破新総裁の下で起こるだろうと思われます。石破氏は鳥取県の出身、毛利家のDNAを受け継いでいる可能性が多分にあるからです。自民党の中で確固たる地位を築くことが、自分の身と地位を守ることになります。そのためには、安倍派の取り潰しが必要です。

政治資金の不記載と裏金はイコールではありません。NHKの党首討論で野党が盛んに裏金、裏金と発言しているのに、本来なら違うと言って説明する必要があるのに、何も言わなかったのが石破氏でした。今考えれば、彼なりの計算があったのでしょう。政治とカネの問題をそのように争点にして、不記載議員を公認から外す、そうすれば選挙で当選できなくなり、やがては安倍派は瓦解していくであろう、というものでしょう。

かつて安倍元首相を国賊呼ばわりをして役職停止処分を受けていた村上誠一氏を総務相という要職で起用しました。ここに石破氏の本音が隠れています。そして、次に考えているのは、総裁選で接戦を演じた高市氏の影響力をどう封じるかです。彼女とは異なった政策や法案を成立させて、孤立化を図るということを考えているのではないかと思います。自民党総裁として、本来は党内の力を一つに結集させるべく努力しなければいけませんが、「政治改革」の名の下に当面は権力闘争をするつもりだと思います。

(「NHKニュース」)

読んでいただきありがとうございました。

よろしければ「ブログ村」のクリックをお願いします。

にほんブログ村 教育ブログ 教育論・教育問題へ
にほんブログ村

最新情報をチェックしよう!