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ロシアが北朝鮮に軍事援助を要請か ―― 経済フォーラムで軍事を語る愚 / 北朝鮮のGDPは今や韓国の1/58

女性

「金正恩総書記がロシアに出発したことが大きなニュースとして取り上げられています」

「まさかこの2人が首脳会談をするとは、思ってもみなかったでしょうね」

女性

「似たような軍事国家だと思いますけど……。奇異な感じは受けませんが……。」

「ロシアという国は、プライドの塊(かたまり)のような国です。中国もそういうところがあるのですが、国を序列をつけて見ています」

女性

「北朝鮮は序列が下ということですか。下だと、首脳会談をしないものなんですか?」

「それはないのですが、予定された議題が軍事支援なので、今までのロシアならあり得ない会談なんです。つまり、軍事大国ロシアが格下の国に軍事支援をお願いするというのは、彼らにとっては恥だと思います」

女性

「なる程、それだけウクライナとの戦いが厳しくなっているということですね」

「ウクライナ半島では、ロシア軍総退却の準備に入ったという情報も流れ始めています」

女性

「あそこは死守しそうですけどね」

「半島なのでロシアと繋ぐ橋が爆破されたら完全に袋小路になりますからね。補給路を断たれたら、完全に終わります」

女性

「そうなる前に退却ということですか」

「退却する時に備えて、各主要施設に爆発物を設置しているとの情報が入ってきました(クリミア・タタール民族会議のジェミレフ元議長談)」

女性

「ここからが本論です ↓ 表紙写真は「You Tube」からです」

 

経済フォーラムで軍事を語る愚

「類は友を呼ぶ」とはよく言ったものです。ロシアが北朝鮮と軍事支援を巡って結託をする。さらに12日には、中国の張国清副首相と会談し「ロシアと中国の関係はここ数年で、全く前例のない歴史的なレベルに達した」とプーチン大統領は言ったとのこと。

「恫喝3兄弟」が東方経済フォーラム出席のため、極東のウラジオストクで揃った格好となりました。ただ、ロシアが非友好国と認定した記者の取材は認めなかったそうです。ロシアも段々、共産主義国家になっていくような感じです。東方経済フォーラムは、かつては日本の首相も出席して、企業関係者も多く参加しましたが、今年はどうでしょうか。

経済フォーラムは各国から投資を呼び込むための経済イベントです。きな臭い国に安心して投資など出来ません。ましてや、その機会に軍事支援の首脳会談をするという。完全にピントがずれている気がします。

 東方経済フォーラムの参加状況で、ロシアが世界からどう見られているか分かる

東方経済フォーラムは13日までの予定で開催されます。参加した国の数と顔ぶれ、企業数、参加者数などを見れば、世界がロシアの経済状況をどのように見ているかおよそ分かります

経済制裁を欧米から課されているため、通貨のルーブルが友好国との2国間取引を除いて、原則的に国際決済には使えません。そんなこともあり、長期のルーブル安が続いています。一時は1ドル=100ルーブルにまでなり、現在(9/12)は少し持ち直して約94ルーブルです。ちなみに、侵攻時(2022.2)は約80ルーブルでした。

経済制裁を受け、外資や人材が海外逃避をし、多くの戦費を使っている割には通貨が持ちこたえていると思います。これはロシアの金融担当者が能力的に高いからだと思っています。そして、広大な領地の中で自給自足体制が取れていますので、そういったことが通貨を持ちこたえさせています。

(「東洋経済オンライン」)

 北朝鮮のGDPは今や韓国の1/58

ロシアが軍事協力をお願いする北朝鮮。黄海や日本海にミサイルを何発も飛ばして勇ましいのですが、殆ど張りぼて状態だと思っています。張りぼてを見透かされないように、必死で演出しているのでしょう。

軍事力は経済力に比例します。北朝鮮のGDPは約3兆7千億円(2021年)で、これは韓国の1/58です。韓国とロシアのGDPはほぼ同じ位ですので、ロシアは1/58の経済力の国の軍事力の援助を受けなければいけなくなっているということです。ちなみに、トヨタ1社の2022年売上高は約37兆円です。トヨタの1/10程度のGDPの額です。しかもトヨタは世界のトップ10に入っていません。

かつて金日成が「人民が白米と肉のスープを食べ、絹の服を着て、屋根瓦の家に住めるようにする」と約束したそうですが、2012年の時点でそれがまだ達成出来ていないことを金正恩は告白しています。1990年代には木炭車を奨励している――「日本ではお目にかかったことのない、変わった車が目に飛び込んできた。トラックの荷台に積まれた炉のようなものから、真っ黒い煙が吐き出されている。……強烈な匂いも漂ってくる。とても乗り心地がいいように思えない」(鴨下ひろみ『テレビに映らない北朝鮮』平凡社新書、2018)。

著者は2012年に北朝鮮に墓参りの一行に加わって、その時の情景を描いています。他にも興味深い記述があります。次回のブログで紹介したいと思います。

(「平凡社」)

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