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【地方創生とSDGs】IR事業は不要! 地方創生に本当に必要なものを考える

  • 2020年4月8日
  • 2020年4月9日
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(この文章は4/8日に書きました)

昨日のブログでカジノのことを話題にしたでしょ。これは「朝日新聞」の記事(2020.4.3日付)「カンボジア 消えた『黄金の街』」という記事ですが、ちょっと紹介しますね

 

女性
カンボジアは、中国と比較的仲が良い国ですよね

 

そのカンボジアのシアヌークビル市という街がオンラインカジノの舞台となったという話です。

 

女性
オンラインカジノというのは、何ですか?

 

簡単に言うと、インターネットを通してカジノを楽しむということです。カジノの運営者はカンボジア政府の発行するライセンスを持って運営をします。

 

女性
その経営に中国の資本が入って、「黄金の街」になったという話ですね

 

その通りなんですが、この記事によると、その後建設ラッシュが続き、飲食店や不動産業などのお金目当てで多くの人が集まり、犯罪の多発、家賃の高騰などで地元住民が街を追われるなどもあり、カンボジア政府は方針を変えて、オンラインカジノの営業を完全に禁止したということだそうです

 

女性
なるほど、カジノを認めるということは、こういう危険性があるということですね

 

意外とカジノの危険性を一番分かっているのは、中国なのかもしれません

 

女性
それは、どうしてですか?

 

だって、中国はカジノはマカオ以外は禁止していますし、賭け事を法律で禁止しています

 

女性
中国競馬って、聞きますけど

 

競馬はスポーツとして認めていますが、日本と違って賭けることは認めていません。

 

女性
日本より、清廉潔白なんですね

 

人間がお金に弱いことを一番よく知っているのかもしれません

 

女性
だから、それを武器にするのですね

 

そういったカジノを地域興しの手段として考えていると、思ってもみなかったことが起きると思います。地道にやって欲しいと思います
カジノ抜きでの地方再生について、この間動きがありましたので、報告したいと思います




 地方創生とSDGs

国連が採択したSDGs(持続可能な開発目標)に自治体や企業あるいは政府関係者が関心をもち始め、それを何とか地方活性化につなげたいという動きが出ています。今年の1月には、内閣府の主催による「地方創生SDGs国際フォーラム2020」、2月には日本経済新聞社主催の「地方創生フォーラム」が開催されています。

これらのフォーラムの内容については、「日経」が詳しく報じています。実際に参加した訳ではありませんので、あくまでも記事に書かれた内容に対する批評とご理解下さい。

SDGsの17の目標は、①貧困 ②飢餓 ③保健 ④教育 ⑤ジェンダー ⑥水・衛生
⑦エネルギー ⑧成長・雇用 ⑨イノベーション ⑩不平等 ⑪都市 ⑫生産・消費
⑬気候変動 ⑭海洋資源 ⑮陸上資源 ⑯平和 ⑰実施手段 です。

17の目標(指標)が示されていますが、まずこれをどう考えるかということです。これをそのまま当てはめて、例えば貧困、飢餓については100%問題なし、保健については80%問題なし、教育については、いじめ少々、不登校少々なので達成度80%……、というように1つずつチェックをして、ウチの市は⑤と⑩を除いて大丈夫。だから、今後の施策としては、ジェンダーと不平等ということを行政の中心テーマとして扱っていきたいというように、マニュアル的に使うものではないと思います

「持続可能」という言葉を、まず深く噛みしめる必要があります。自治体の長が、一人ひとり真剣に、どうすれば自立した自治体として存続できるかを考えて欲しいと思います。存続するためには、何か一つか二つ柱を定める必要があります。自治体のアイデンティティです。それを中心軸に定めて、そこにその他の指標を関連付けます。

 地方創生を具体的に考える

抽象論になると分かりづらいので、問題提起的にある新聞の投稿欄(2020.2.21日付)に掲載された文章をもとに考えてみたいと思います。

私が暮らした地方の街では、県内最後の百貨店が歴史の幕を閉じた。「地方創生」。そんな言葉すら最近は耳にしない。確かにハード面で地方に限界が来ているのは事実だけれど、私は首都圏にない熱気やエネルギーを感じていた。
吹雪なんてニュースにもならない。気候をものともせず、アウトドアスポーツを楽しむ人々。雪解け水の恵みを受け、農作業に勤(いそ)しむ人々。困っているとどこからともなく現れて助けてくれる人々。男女平等なんて言葉は不要なほど女性も外で働き、男性も子育てに参加する。おじいちゃんおばあちゃんは若い人たちを全力でサポート。みんな人生を楽しむ術(すべ)を知っている。新鮮だった。
首都圏に戻り、現実に引き戻された。東京はちょっと元気ないんじゃないかな。高層ビルを眺め、満員電車に揺られるたびにこう思う。「東京も頑張れよ」

 

この方は、東北被災地のある漁港の出身者で、現在は首都圏にお住まいです。「地方創生」と言った場合、そこには都市圏は入りません。都市部は充足していて、問題なのは「地方」というのが、一般の感覚なのかもしれません。ところが、上の文章を読むと、彼女は必ずしもそのようには捉えていないことが分かると思います。東京にエールを送っています。これはどうしてなのかということと、ここを考えることが地方創生の手掛かりになるのです。

17ある指標のほとんどの部分において、多分地方よりも首都圏の方が上だと思います。彼女の故郷が唯一勝(まさ)っているものは、人の繋がりです。これがあるだけで、彼女は首都圏よりも故郷の方に軍配を上げているのです。そして、この人の繋がりというのは、17の指標の中にはありません。




 地方創生の公式

人間はAIロボットではありません。生活しているその地域(地方)の空気を吸って、その雰囲気を味わいながら、様々なことを思い考えながら生きています。その人を、その地に居続けようとさせるのは、何の力でしょうか。家族の力、友達の力、それ以外に何かがあるかもしれません。空気や水、そして雰囲気は地域(地方)によって微妙に味が変わります。それらすべてを包摂した地域の力だと思います。

地域(地方)それぞれが、再生産のメカニズムを創り上げる必要があります。地方創生の公式は、それぞれの地方によって違います。中心軸になるものは、文化なり教育だと思いますが、どのような特色を持たせるかは、その地域の歴史や伝統、さらにはそこに住んでいる人たちの気持ちを考える必要があります。

近年は、スマートシティとかコンパクトシティといった言葉をよく聞くようになりました。実際に、国土交通省の統計によると、転出超過の上位20市町のうち、14の市町でコンパクトシティ化に向けて動いているとのことです。
公共施設、商店街、医療施設を街の中心部に集約し、利便性を高め、さらには企業を誘致する。人口減を克服して地域を発展させる、そんなことを考えている自治体が全国で約200位あるということです(「コンパクトシティ生き残り」『日経』2020.2.1日付)

自治体と企業、そして住民が有機的な連携をとることができ、その結果、人と人の繋がりができ、文化が生まれれば、その地域は「持続可能な地域」として、人々の心の支えとなります。「故郷は遠きにありて想うもの」と誰かが言いました。いろいろな人たちの支えがあって地域というものは、自立していきます。自立するためには、その地方の中心軸を定めることです。伝統、文化、教育なんでも良いと思います。その地方の人が心を一つにできるものを中心軸にします。それがない限り、人の心はそこから離れます。

文化が定着するようになると、無機質な地方が「我が故郷(ふるさと)」となり、地域の人たちの人生を今度は支えるようになります。「ウサギ追いしかの山」となります。そのような故郷を、お互いアイディアを出し合って日本の至る所に創る、あるいは存続させる努力をすることが即ち人口減対策にもなります




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