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痛し痒(かゆ)しのGSOMIAの維持

    大方の予想に反して、期限切れになる寸前の11月22日、韓国がGSOMIA(軍事情報包括保護協定)の維持を発表した。

 このGSOMIA2016年に締結されており、「日米韓の安全保障連携の象徴」(防衛省幹部)とされてきた。そのため今回の韓国の継続措置について、政府筋は一応評価しているようだが、この間の韓国の理不尽な言いがかりや要求に日本やアメリカが振り回された格好となった。

 

 GSOMIAの継続について様々な論評がこれから出ると思うが、一番大きかったのは北朝鮮の韓国へのこの間の「冷たい対応」であろう。文大統領の一番の計算違いがここにあったと思われるからだ。

 11月25日から、韓国の釜山で東南アジア諸国首脳会議が開催される。韓国は北朝鮮の金正恩労働党委員長に招待状を送っていたが、北朝鮮国営通信は21日に「単にうわべだけの南北会談は無意味」とのコメントとともに、出席を断わられている。

 

  先月には南北協力事業の一環として金剛山観光地区にかつて韓国が建設したホテル、それがみすぼらしいということで金正恩が韓国側と協議をした上での撤去を指示していた。この金剛山観光事業は1998年に始まったものであるが、2008年に韓国人観光客が北朝鮮兵士に射殺される事件が起きてから中断されており、その再開のきざしが見えかけたものの再び遠のいてしまった。

 

 ラブコールを送ろうとした相手に振られ、このままでは孤立無援になる恐れがあると感じたのであろう。それに加えてアメリカからの強烈な圧力があった。そんなこともあり、土壇場になってGSOMIAの維持を決めたが、あくまでも輸出管理の問題と絡めて条件付きだとしている。
康京和外相が「日本の態度に変化がない限り、GSOMIAは終了する」と国会で答弁しているが、恫喝的態度は変わっていない

 

 北朝鮮に対する経済制裁がようやくボディブローのように効き始めた時、結束の乱れを防ぐことができたとして喜ばしい反面、やっかいな国との神経戦がこれからも続くことを覚悟しなければならない。

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