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普通選挙制度のもと民主政治が確立した社会に「革命」はいらない / 革命政党は速やかに解散されたし

「学術会議問題で、俄かにスポットライトを浴びたのが日本共産党です」

女性

「第一報が『赤旗』だったということでしたね」

「今月号の『文藝春秋』の中で佐藤優氏も言っているのですが、あれがなければもしかしたら、上手く収まっていたかもしれないと言っています」

女性

「要するに、公になってしまったので、引っ込みがつかなくなったということですね」

「6人の任命外しを受けて、学術会議の会長を含めた執行部が政府側と交渉する。その内容次第で、内々のうちに全員任命という方策もあったのではないかと思います」

女性

「ところが、『赤旗』に続いて『朝日』『毎日』が大きく報道しました」

「大きな問題にしてしまったので、正面からぶつかることになったのです。正面からぶつかれば、政権側が勝つのは当たり前です」

女性

「そうですよね、「6人をやはり任命します」とは言えないですよね」

「弱腰と、別の批判を喰らうことになります。新しい内閣としては、絶対に避けたい批判です。意地でも任命はしません」

女性

「根底には、読み間違いがあったのでしょうか?」

「共産党の戦術上のミスでしょうね」

女性

「だけど、その後、多くの学会や各種団体から抗議声明が寄せられましたよね」

「数にして600団体位ですよね。あれで、日本は共産党の影響を受けている団体がまだまだ多いということが分かりました」

女性

「だけど、不思議ですよね」

「何が?」

女性

「労働者の党ですよね。むしろ、学者、文化人、弁護士に共産党支持者が多いですよね」

「そう言われれば、そうですね。中国を見ても分かるように、弁護士、学者、議員といった知的階層を共産主義者は嫌がります。日本は反対だと言うことですね」

女性

「昨日のポルポトの話を思い出したのです。知識人を呼び集めて、皆殺しにしましたよね」

「ただ、政権をとった後も重用するかどうかは分かりませんよ」

女性

「今だけという可能性があるということですね。ここからが本論です ↓」




 革命とは、すべてを破壊し尽くすこと

日本の革命政党である共産党は、日本社会を破壊する目的で今から98年前に創設されました。革命と言うのは、すべてのものをひっくり返すことですから、単なる改革とは違います。この国の伝統、文化、社会体制、そして価値観をすべて破壊してしまうので、時にはそれらに密接に関わる構造物の破壊も含みます。その上で、自分たちの都合の良い国をつくろうというのが革命です

学者、文化人というのは、人間が創り出したものに価値を見出し、それを評価できる人達です。その基盤を否定することが革命なので、彼らがどのような考えで共産主義を信奉しているのか、よく分かりません。

物理的な力でひっくり返すことが現状では無理なので、現行の価値観をひっくり返すことに執着します。天皇制、安保条約に基づく日米体制、自衛隊といった根幹を壊したいと考えています。天皇制を壊すために女系天皇を採用し、安保反対、自衛隊違憲の世論を構築するために護憲運動を行っています。政権を取れば、予め用意した人民憲法を制定するつもりです。「護憲」は本心ではなく、あくまでも戦術的選択なのです。ポルポトは政権を取る前には、農村に入って農民と農作業するといった姿を見せています。それも一種の戦術だったのです。共産主義者は、ウソやマヌーバーを戦術上の道具として考えているので、よく使います。

21世紀日本経済の起爆剤となり得るリニア中央新幹線建設反対、2020年東京オリンピック反対、2025年関西万博反対など、日本経済の発展にとって有益な国家的プロジェクトに対しては、反対をします。大企業が強くなったら大変という判断です

 共産党のトップは半ばあきらめている

共産党のトップは、不破元議長です。彼が2018年インタビューの中で「21世紀から22世紀をも展望しながら、日本に理想社会をつくる…政党です。党名には、その目標が体現されて」いるが、目標到達まで、まだ100年以上かかると言っています。自身が生存できない期間を掲げて目標とするということは、責任を放棄したということです。かつては「1970年代の遅くない時期に民主連合政府」と言っていたのですが、そこから随分後退して、事実上の敗北宣言と言えます。

ただ、急にお店を占める訳にはいきません。多くの党員たちの夢と人生をここまで引っ張ってきたからです。本人からすれば、伊豆の豪邸に生涯住むことができれば由ということではないでしょうか。

 ウソと偽りで塗り固めた綱領を読む

 時代錯誤政党であることは、共産党の綱領の文章を読めば分かります。今は、インターネットで簡単に読むことができます。その綱領が言っていることは冗談みたいなことですが、長々と書いているので、もしかしたら本気なのかなあと思い始めるような内容です。

最初から、ウソと思い違いの歴史が連続します。よくこれで、30万人(2017年/党大会公表)の党員が納得するなあという内容です。取り敢えず、冒頭の部分だけ見てみることにします。

「日本共産党は、わが国の進歩と変革の伝統を受けつぎ、日本と世界の人民の解放闘争の高まりのなか、1922年7月15日、科学的社会主義を理論的な基礎とする政党として、創立された」

あたかも、日本の国内の共産主義者が自主的に集まって共産党を創ったような書き方でずが、コミンテルンという国際共産主義を担う組織の日本支部としてスタートしたのです

下線部分ですが、具体的に何を言っているのか、よく分かりません。「科学的社会主義」とありますが、「科学」というのは、客観的な法則性が必要です。そのような法則性が認定されている訳ではありません。

その後、当時の日本社会の記述となります――「当時の日本は、……国を統治する全権限を天皇が握る専制政治(絶対主義的天皇制)がしかれ、国民から権利と自由を奪うとともに、農村では重い小作料で耕作農民をしめつける半封建的な地主制度が支配し、独占資本主義も労働者の無権利と過酷な搾取を特徴としていた。この体制のもと、日本は、アジアで唯一の帝国主義国として、アジア諸国に対する侵略と戦争の道を進んでいた」。

日本の政治体制は、古代から現代まで天皇が権力を振るった歴史はありません。天武期に権威と権力を分離するという日本独自の統治体制が確立し、それが時を経て現代まで貫かれています。権利、自由というのは、西洋近代法が生み出した概念で、これが日本に採り入れられたのは戦後のことです。「重い」か「しめつけ」があったかどうかは、感覚の問題なので綱領に使うべき言葉ではありません。

アジア諸国に対する侵略と戦争の道を進んでいた」――アジア諸国を植民地として次々に支配したのは、イギリス、フランス、アメリカといった欧米列強の国です。日本は、それに抗して戦ったアジア唯一の国です。そういったことに勇気づけられて、東南アジア諸国は、戦後独立した国が多く、それらの国々の日本に対する評価も高いですし、多くの親日家がいます。そして、朝鮮半島や台湾の発展のためにインフラ整備をはじめ教育条件整備、農地を開墾し、治水事業をしたのです。

まだ、最初の出だしだけですが、かなりいい加減な文章だというのがお分かりだと思います。とにかく、こういう酷い国なのだから、徹底的に破壊すべきという世論を作りたいだけなのだと思います。その合意を取るための文章なので、客観性などは考えていないのです。

読んでいただき、ありがとうございました。

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