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北朝鮮の「チュチェ思想」―― マルクス・レーニン主義が基本 / 「チュチェ思想」は単なるイデオロギー

「今日は、朝の7時50分位にJアラートが鳴ったでしょ」

女性

「北朝鮮からのミサイルですよね」

「中国から黄砂、北朝鮮からミサイルと、いろんなものが飛び交うようになりました」

女性

「ただ、今日のJアラートは北海道の近辺に落下するかもしれないという内容でしたよね。少し、驚きました。海も汚れるし、何とかならないんですか?」

「『北京大使館を通じて厳重に抗議した』と日本政府は言っていましたけど、どこ吹く風でしょうね、彼らは」

女性

「素朴な疑問なんですが、あの国は何をやろうとしているのですか?」

「恫喝しつつ、ミサイルの精度を上げて、即戦力として使えるような状況を作りたいのだと思います」

女性

「仮に、彼らが用意万端だと思った時は、どうするつもりなんですか?」

「国家防衛という理屈を付けて、撃ってくると思います」

女性

「いきなりですか?」

「「いきなりステーキ」ではありませんが、彼らの言い分だと、戦争を仕掛けているのは、日米韓なので、それに対する防衛のミサイルと言うでしょうね。下手をすると、核弾頭を付けて撃ってくる可能性もあると思っています」

女性

「それは防衛ではなく、攻撃だと思いますけど……」

「歴史的に見て、侵略するぞと言って侵略した国はありません。常に祖国防衛と言いながら侵略しています。ロシアもそうだったでしょ。北朝鮮もそうすると思います」

女性

「今の時代、周りの国に攻撃して何か良いことあるのですか?」

「何もないと思います。だけど彼らは攻撃本能を露わにしています。原因は、一種の思い込み、イデオロギー病だと思っています」

女性

「ここからが本論です。 ↓ 表紙写真は「日刊SPA!提供です」

 マルクス・レーニン主義を基に「チュチェ思想」が生まれる

北朝鮮の指導原理とされている「チュチェ思想」は、日本では「主体思想」と訳されていますマルクス・レーニン主義を基に、金日成が考えた国家理念であり、人民は絶対的権威者の指導者に服従しなければいけないというものです。そのことによって、人は自分の運命を切り開く主人となりうるというものです。

金日成というのは、今の北朝鮮の創始者です。1930年、当時18歳の金日成が満州である論文を発表し、その中で「朝鮮革命の主体的路線」という言葉を使ったところから「主体思想(チュチェ思想)」が生まれたと言われています。

主体の意味は、他国に追随するのではなく、自分たち独自の革命路線を歩むという意味です。

(「Japan In-depth」)

 「チュチェ思想」は中ソ排除の決意を示す意味があった

「チュチェ思想」は、北朝鮮建国当時から確立していたものではありません。もともと、建国に際しては、ソ連の助力がありました。その後の朝鮮戦争(1950~53)では、中国の軍事的助力を得て休戦に持ち込んだ経緯もあります。

足掛け4年の朝鮮戦争が休戦すると、北朝鮮内には中国派とソ連派のそれぞれのメンバーがいて、彼らが中国やソ連の代理人のような言動をしたのです。それでは、建国した意味が全くないので、中国やソ連の言いなりにならないで、自分たちの自主的な判断で国を運営しようという動きの中で確立した考えです。

中国やソ連という国は、他国を自国の下に置いてコントロールしたくて仕方がないという国です。それは、今の彼らの行動を見れば分かると思います。彼らの体内に植えつけられたDNAのなせる業です。多分激しい干渉があったことは充分予想できます。

金日成はその渦中にあって、多分激しい権力闘争をしたのだと思います。「チュチェ思想」が公式に使われるようになったのは、1967年5月の朝鮮労働党中央委員会以降のことです。その年の最高人民会議で主体思想が明記され、正式承認されます。つまり、権力闘争のために20年近くかかったということ、そして、その年に金日成がそれに最終的に勝利したということが分かります。

 

 「チュチェ思想」は単なるイデオロギー

思想というのは、体系を持っていますので、どの時代、どの国であっても、その人々たちに理解されるはずです。つまり、内容的に普遍性があり、それはオープンマインドなものでなければなりません。しかし、「チュチェ思想」実際には、国内の統治のための道具なので、思想ではなく、イデオロギーです。イデオロギーというのは密室で通じる論理なので、機密性が重視されます文化、芸術は国境を飛び越えて人々の心に直接メッセージを運びます。それをやられたら絶対に困るということでしょう。

2020年に北朝鮮で2020年12月に開催された最高人民会議常任委員会では、「反動思想文化排撃法」が採択されました。次々に流入する韓流コンテンツ、それに影響を受けた韓国式の言葉遣いや歌い方、ライフスタイルなどを、極刑で押さえつけようというものです。韓国映画は「敵対国思想文化」ということで、取締りの対象となり、流布をしたということで死刑になった人もいます。考えてみれば凄い内容です。同じ民族が作った映画を上映はおろかチラシや端末で持ち込んでもダメというのですから、凄まじい内容です。人権として定められた思想信条の自由や表現の自由を一切認めないということです。

法律は逆読みすると真実が見えてくると言います。要するに、自分たちの統治がガラスの統治だということを自覚しているのです。ミサイルを頻繁に撃っているのは、威嚇というより、とにかく近寄るなというメッセージだと思います。

(「YouTube」)

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