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国民政党の時代――新しい時代に向けて憲法改正論議を活発に / 歴史は次の主役を密かに用意する

「昨日(11/10)から特別国会が始まりましたね」

女性

「職場の女性陣の話題は、何と言っても10万円給付のことです」

「現金5万円プラス5万円相当のクーポン券を合わせて支給することで自公が合意したとニュースで言っていましたね」

女性

「そっちの話題ではなく、所得制限の方です」

「公明の原案は所得制限無しでしたよね。それに自民が難色を示して、年収960万円というラインで落ち着いたようですね」

女性

「世帯所得ですよね」

「当然そうだと思います。成る程、だから職場で話題になっているのですね」

女性

「ダンナがいくらもらっているか、実は知らないのです。ウチの場合は、もらえるか、もらえないか、微妙なところなのです」

「あれっ、前に給付金のバラマキは良くないと言っていませんでしたか?」

女性

「人間の心理は不思議なもので、建前はダメなんですが、いざ、もらえるかどうかになると、急にもらわなければ損だという気持ちになるのです」

「私のところは2人とも巣立ちしましたので全然関係ありません。だから言う訳ではありませんが、本当に必要なところに細かくお金を分配して欲しいと思っています。あれだけ『分配』と強調していたのに、単純に配るだけみたいになって、これでは先が思いやられると思っています」

女性

「確かに、そうですね。成長と分配と言っていたので、まず成長を確認してから分配という順番だと思いましたけどね。ここからが本論です ↓」

 国民政党の時代――階級政党は政治の舞台から去る時代

今回の衆院選挙の結果、維新と国民が伸びて、立憲と共産が減った、というのが今回の大きな特徴です。それを、どう見るかということですが、民意がはっきり示された選挙ではなかったかと思っています。国を2つの対立した階級から成り立っているという前提で物事を考え、政治活動をする政党は議席を減らしました。

立憲と共産が中心になって選挙協定を結び、政権奪取を狙いました政策らしい政策を出さず(出せず)、数の勢いで政権奪取を考えたのです。民主党が政権を執った時のことが忘れられなかったのでしょう。2009年、今から12年前です。民主党が単独過半数を大幅に上回る308議席を得て、政権を獲得したのです

立憲の党首の枝野氏は当時は民主党所属の議員でした2010年6月には民主党幹事長に就任しています。一方の共産党の志位氏はすでに委員長でした。二人は、間近なところから世紀の政権交代劇を見ていたのです。「夢よもう一度」と思ったのでしょう。「閣外協力」というウルトラC級の屁理屈を使い、市民団体を仲介役に使って無理矢理選挙協定を結んだ印象があります。ただ、前のめりが強く、地に足が着いた闘いが出来ていなかったと思います。

世界の流れは冷戦構造からグローバル時代を経て、米中二極時代へと変化しています「変えよう」と言いながら、実は自分たちの思考パターンが未だに、冷戦構造時代のままであったことを露呈してしまったのです。構成メンバーもほとんど変わっていません。それらを国民に見透かされてしまった、というのが今回の選挙結果だったのです。

(「テレ朝News・テレビ朝日」)

 歴史は次の主役を密かに用意する

今から約10年前、中央での政権劇が行われていた頃、実は大阪では維新旋風が吹き始めていたのです2011年に、大阪市長選で大阪維新の会代表の橋下徹氏、大阪府知事選で維新の会幹事長の松井一郎氏が圧勝します。それから10年後の今回の選挙で、地方政党だった維新が全国政党の足掛かりを付けたのです

 

【2021年衆議院選挙/近畿ブロック/ 比例開票結果】

  政党名   得票率    議席
  維新   33.9%           10
  自民   25.7%             8
  公明   12.3%            3
  立憲   11.6%           3
  共産   7.8%    2
  国民   3.2%    1
  れ新   3.1%    1

 

近畿ブロックでは、維新は自民を抑えて第一党です。近畿で起きることは全国でも起きる可能性があります。保守政党としての自覚が薄くなったり、公明に政策の面で引きずられるようになったりすれば、そういった批判票がこれからは維新に流れていきます。政権を取られる可能性も出て來ると思います。

近畿ブロックでは、小選挙区制の方も維新が総なめという感じで議席を奪っています。その強さは一体何なのかと思っていたところ、「朝日新聞」に60歳代の自営業の男性の投稿が掲載されていました。その方は、長年自民党支持者だったそうです。コロナ禍で大変な思いをしている時に、マメに足を運んで心配をしてくれたのは、維新の議員だったという話です。選挙の時だけコメツキバッタのようにペコペコするだけの議員に入れようかどうか、今は迷っているという内容でした。

国会議員と雖も、選出される地域がある訳ですから、その地域の発展状況を常に気に掛けながら、陳情を受けるのを基本的な活動としながらも、地域の深刻な問題については立法によって対処をする、後援会を固め、国政報告会をマメに行い、国民との対話をして国民感覚を掴んでおくということでしょう。変なイデオロギーに凝り固まって、国政を判断するのではなく、地に足が着いた対応が常に求められる時代だと思います。イデオロギーは必要ありませんが、理念は必要です。それを信念として持ちながら、常に国と国民のために働く姿勢を見せる議員が求められています。

(「産経ニュース」)

 憲法改正にむけて本格的議論を――憲法前文に日本の歴史を書き込む

立憲、共産といった憲法改正論議を拒んでいた勢力が弱まったので、憲法審査会を定期的に開催して、改正に向けて具体的に進んで欲しいと思います。非常事態条項、自衛隊の認知、憲法改正条項などは重要事項として、この間取り沙汰されてきましたが、憲法前文に気を遣って欲しいと思っています

今の前文は9条を導き出すためのアリバイ的な文章になっていますので、9条を改正すれば必然的に問題になるとは思いますが、今までほとんど話題になっていませんでした。

日本は一つの王朝が約2000年にわたって続いている世界最古の国です四方が海に囲まれるという自然条件の中、家族主義的な国家観のもと、他の国にはない独特の文化と伝統を築いてきました。そこには多くの先人たちの国を思い、国を支えようとした努力があったことは言うまでもありません。憲法改正機運の高まりの中、どういった国柄なのかを確認しつつ、そのことを歴史を含めて前文に書き込む作業を求めたいと思います。

(「note」)
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