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米中対立時代の到来 ―― 民主主義国と中国の闘いの時代 / 外交、政治、すべて大局観をもつて行う必要あり

女性

「米下院議員が再び台湾を訪問したそうですね。NHKニュースで知りました」

「民主党・共和党の下院議員、議会補佐官17人が台湾を訪問し、26日の午後に蔡英文総統と会談をしたそうです」

女性

「中国の血圧が上がるでしょうね」

「それに合わせて、駆逐艦1隻を台湾海峡を通過させましたので、そうですね、180位まで上がりそうですね。ただ、これからはこういったお互いにとって「挑発」と受け止められるようなやり取りが続くと思います」

女性

「本格的な、米中対立時代に入ったと見て良いということでしょうか?」

「前にも言いましたが、冷戦時代からグローバル時代、そして米中対立時代に大きく流れが変わりつつあります。特に、政党関係者、企業関係者もそうですが、この流れを頭に入れないといけないと思っています」

女性

「新冷戦時代と言う人もいます」

「冷戦というのは、社会主義国家群と自由主義(資本主義)国家群が軍事力を背景に対立した時代を言います。今回は群(グループ)と群(グループ)の対立ではなく、中国の拡張(膨張)政策をいかに止めさせるかが大きなテーマになっています。世界制覇に動き始めた中国をアメリカが何とか止めたいというところから対立が生じています」

女性

「米中対立時代と言った方が、良いだろうということですね」

「その方が、ポジション取りを間違えないのではないかと思っています」

女性

「ポジション取りというのは、どちらに付くかということですか?」

「冷戦の場合は、グループとグループですので、グループに入らないという選択肢もあったのです。日本では、当時の社会党が非同盟中立という方針を掲げたこともあります」

女性

「中立だと傍観者的なので、積極的に米中の間に入ったらどうかという意見もあります」

「それは現実的に無理です」

女性

「何故ですか?」

「間に入るだけの力が日本にないからです。政治力も経済力さらには軍事力も2国の足元に及びません。実社会を見れば分かると思いますが、間に入れる人は、対立している両者が一目置くような人です。裁判官も権力機関の一員でしょ」

女性

「間に入ろうとすると押しつぶされるということですね」

「股裂き外交になって、世界の笑いものになるだけです」

女性

「ここからが本論です ↓」

 スポーツも政治も大局観が大事

外交は駆け引きと言います。であれば、スポーツと同じように大局観が必要です。全体の流れがどうなっているのか、全体を見て、個々の動きを見ます。2つの視点を持つことによって、物事は立体的に認識できます。

大局観を持っていないと、小さなポイントは取れても、試合には負けることになります大局観について林英臣氏は「大局の誤りは中局では救えず、中局の誤りは小局では補えない」と言います。大局観を持っていれば、流れが読めます。流れがあるというのは勢いがあるということです。勢いがある方向に形を整えるところから「形勢」という言葉が生まれたのだと思います。試合を総括する場合は、すべて「形勢」から論じるのはそのためです。そして、一流と言われる選手ほど、流れを大切にします。

(「アマゾン」)

 選挙も全体の流れから総括するべき

選挙も票の争いですから、考え方は同じです。投票をしてくれるのは、地域の有権者なのだから、彼らをいかに説得するか、そこだけに集中して様々なメッセージを発する。それだけで、勝てそうと一瞬思うかもしれませんが、全体を見る視点がありません。日本全体と世界の中の日本の位置も見ます。そうすると、地政学上の日本の位置――絶妙なバランスの上にある島国――を考えれば、大きく世界の趨勢に影響を受けるところにいることが分かります

米中対立時代なので、米側に付くしかないだろうと多くの国民が思ったのでしょう。反米を正面から唱える共産党と、そことの連携を模索した立憲が大きく議席を減らしました。要するに、両党は世界の大きな流れを見ずに、選挙を戦ったのですが、両党の選挙総括を見ていると、その根本原因についてよく理解していないようです。それでは、党内で代表者選挙を行っても、何が争点なのか分からないまま代表者を選ぶことになります。

個々の情報を集めて総合したとしても、正解にはならないことを教訓的に示したのが「群盲象を評す」の話です。目の不自由な方たちが集まって象とはどういう動物なのか、分からないので触ってみようという話になって、それぞれが象を触ります。足を触った人は、象は大きな柱だと言い、しっぽを触った人は象はへびのように細長いと言い、キバを触った人は、象は先が尖っていると言い、耳を触った人は象は海のエイのような魚に似ていると言い、お腹を触った人は太った牛のようだったと言い合う話です。

要するに、誰も象の本質を見抜けていないのですが、その原因はその一部分しか見ていないからです。彼らが言っていることは、決して間違っている訳ではないのです。ただ、象そのものを誰も把握していないし、象はこれからどちらに進むのか、といった高度なことは全く分からないということです。今の立憲の代表者選挙の立候補者たちの話をきいていると、まさにこの状態です

(「You Tube」)

 オリンピックは外交的ボイコットが正解

こういったことを頭に入れながら、最近話題の中国冬季オリンピックへの対応問題を具体的に考えてみます

結論から言えば、日本はアメリカに従って外交的ボイコットを選択するのが良いというか、それがベストの選択です。選手には迷惑をかけたくないと思いますので、選手と大会関係者だけを派遣して、政府関係者は参加しないという選択を選ぶしかないと思います。

ウイグルや香港の問題もありますし、尖閣への度重なる領海侵犯など挑発が度を超しています。これで政府関係者がニコニコ笑顔でいけば、彼らは表面的には笑顔で応対しますが、肚の中で軽蔑し笑うと思います。行かないことが相手に対して一番の牽制となります。タイミングの出し方によっては、行動を変えさせる力になるかもしれません。ノコノコと行けば、今までのことは認められてたと解釈して、さらに領海侵犯は激しさを増すことになります。

政府が賢明な選択をすることを望んでいます。

(「Yahoo!ニュース-Yahoo! JAPAN」)

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