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北朝鮮からのミサイル発射 / 頑強な共産主義国――なぜ、血統を重んじる国になったのか

女性

「昨日から始まった朝ドラなんですが、今日は北朝鮮のせいで見ることが出来ませんでした」

「7時半位でしたよね。Jアラートが作動したのは」

女性

「ニュース番組が突然中断され、緊急速報ということで北朝鮮からミサイルが発射されたので避難して下さいとのことでした。避難対象地域が北海道と東京の八丈島、大島、青島だったので、一瞬ミサイルがどこをどう飛んでいるか分かりませんでした」

「ただ、実際の話、避難をしろと言われても困るだろうね」

女性

「どこに落ちてくるか分かりませんものね。台風や川の氾濫であれば、その反対の方向ということで判断出来ますからね」

「結局、日本列島越えだったということですね」

女性

「天城越えなら良かったのですが……何も被害がなくて、取り敢えず良かったですね」

「ただ、また撃ってきますよ。場合によっては在日米軍基地を狙ってくるかもしれません」

女性

「ここ最近は頻繁に撃っていますよね。何をそんなに苛立っているのですか?」

「米日韓の合同軍事演習が余程気に入らなかったようですね。ただ、それだけでしょう」

女性

「村上選手の56号に対する祝砲という意味合いは………ないですよね」

「あのを、さっきから何を言っているのですか? 冗談を言っている場合ではないでしょ。怒られますよ」

女性

「すいません、反省しています」

「日本列島の上をミサイルが通過したのに、何故か緊張感が余りない。何故なのか、不思議です」

女性

「何とかなると思っちゃうのだと思います。私を見ていれば分かるでしょ」

「農耕民族の血を引いていて楽天的ということですね。岸田首相も『日朝国交正常化の実現を目指します』なんて所信表明している位ですからね」

女性

「唾を吐きかけられ、罵声を浴びせられても、ニコニコ笑顔で握手をしようとしているようなものですね」

「人が良いか、鈍感なのか、どちらかですね」

女性

「ここからが本論です ↓なお、表紙の画像は『NHK』の提供です」

 日朝国交正常化はあり得ない―― 国際社会には喧嘩腰で立ち向かってくる国がある

世の中には、話しても分からない人がいるように、国際社会にはすべて喧嘩腰で立ち向かってくる国があります。北朝鮮がそうです。岸田首相は「金正恩と向き合う」と言っていますが、仮に向き合ったとしても胸襟を開いて話し合うことなど出来ません。

そんな夢のような話をするのではなく、拉致被害者が北朝鮮に捕われの身となっていることは確かなので、物理的な手段とゲリラ的な手段という硬軟合わせた作戦を具体的に考える時期です。そのための合同演習なのでは、と思っています。

岸田首相の頭の中には、もしかしたらイソップ物語の「北風と太陽」の話があるのかもしれません。北風と太陽が、旅人のコートをどちらが脱がせることが出来るかを競争します。太陽が勝つのですが、厳しさよりも太陽のような優しさが問題解決には役に立つことを伝えるために作られた話です。

上手く出来た例え話なので、すべての場合に通じると錯覚を起こすかもしれませんが、この社会は複雑怪奇です。イソップ物語のシチュエーションは極めて単純な場面設定になっていて、すべての場面でその教訓が通じる訳ではありません。というのは、現実的には常識的に反応してくれる国だけではないからです。殆どの場面で通じないと考えた方が良いのかもしれません。

(「いらすとや」)

 同じ民族はいつかは一つの国家としてまとまる――そのことを日本は見据えて行動すべし

同じ民族が体制を違えてそれぞれ国家を作り、反日という価値観を共有しながらお互いに対立・反目し合うというのが、韓国と北朝鮮の両国です。この両国は戦後建国されるのですが、すぐに朝鮮戦争(1950-53)が起きます。北朝鮮が朝鮮半島統一を目指して、韓国に攻め入ったのです朝鮮戦争の後、停戦協定が結ばれていますが、講和は実現していません。そのため38度線は停戦ラインであって、国境ではないのです。両国は国際法上は、戦争状態なのです。

日本が考えなければいけないのは、この両国の存在を固定的に考えないということです国際社会は一瞬先は闇です。いつ何時、情勢が展開するか分かりません。つまり、両国が一つになった時までを読んだ朝鮮政策を考える必要があります。そうしないと、行き当たりばったりになるということです。

2つに分かれていても、同じ民族なのでいつかは一つになるでしょう。それが自然な流れ。その時に、どういう国家になっているか、対日政策はどうなのか、それらをある程度予測しながら外交政策を考える必要があるのです。

(「山川&二宮ICTライブラリ」)

 頑強な共産主義国――なぜ、血統を重んじる国家になったのか

金王朝と言われているように、軍事独裁の共産主義国家でありながら血統を大事にしています。何故なのか。簡単に言えば、国家存立の理念が説得力をもたない弱いものだからです

ソ連のスターリンによって見出された金日成ですが、現在は3代目です。もともと、ソ連は太平洋への足掛かりとして朝鮮半島に目を付けていました。そもそも、それが原因で日露戦争が起きています。ソ連の思惑と金日成の野望が一つに結ばれた延長線上に北朝鮮があるのです。

国家をまとめるためには、どうしても理念が必要です。国家も一つの組織なので、それがなければバラバラになります。野球やサッカーが一つにまとまるのは、指導者がいて目標が明らかだからです。チームの目標にあたるものが理念です。理念は出来るだけ簡潔で分かりやすく、誰もが納得できるものが望ましいのです。

実は共産主義の理念は、それなりに難しいのです。特に即物的な人たちには難しい。例えば、今は苦しいけれど、希望の灯を目指して歩もうと言った時に、何故我慢しなければいけないのか、我慢すれば明るい未来が本当に保証されるのかという批判が出てきます。共産主義は一種の宗教なので、信じてくれる人には有効ですが、そうでない人には効力はありません。

そんな理屈を並べるよりも、一人の超人的かつ絶対的指導者を打ち立てて、その方の指導の下に集まることが重要であると教えた方が簡単だし、説得力があるのです。

(「日本経済新聞社」)

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