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北朝鮮、ミサイル乱発一人旅 ―― アメリカに対するコンプレックスの裏返し / 「近所とは遠く付き合う」

「円安が少し落ち着いたので、今日は政治の話題にしましょうか」

女性

「139円台に戻りましたね」

「大きなトレンドは変化していません。円安基調は今後しばらく続くと思っています。とにかく、経済も政治も大局観が大事です。目先の小さな動きにこちらがバタバタ対応しないことです」

女性

「北朝鮮の大陸間弾道ミサイルは小さな動きとして片付けて良いですか」

「話はそちらですか。殆どの新聞が大きく報道していますが、軍事の専門家に言わせると、まだ米全土の射程ミサイルが完成していないので、また飛ばすだろうと言っています」

女性

「そんなに実験を重ねなければいけないものなんですか?」

「私は専門ではないので分かりませんが、もし撃つ場合は100%成功しないといけませんよね。途中で撃ち落とされたり、届かなかったり、となると恥をさらすようなものです。それらが技術的にクリアされ、搭載する核が開発されてアメリカを脅すことはできると考えているようです」

女性

「アメリカを脅して、どうするのですか?」

「彼らにとってアメリカが最大の仮想敵国なので、そこを核で封じ込めれば自分たちの体制は安泰だと考えているようです」

女性

「何もしなければ、安泰だと思うのですけど……」

「韓国はさておいて、中国、アメリカ、日本は北朝鮮が存続してくれた方が内心有難いと思っているはずです」

女性

「中国は分かりますが、日米もそうなんですか?」

「そうなると韓国が半島を統一するかたちとなりますが、そうなると在韓米軍が駐留する韓国と中国が対峙することになります。中国は嫌がるでしょうね。米軍も今まで以上に神経を使うことになります」

女性

「日本は何故ですか?」

「主に2つです。半島の混乱は必ず影響が及ぶということと、反日の度合いが増すことが考えられます。場合によっては、中ロ韓の反日3国が手を組むという事態も出てくるかもしれません」

女性

「平穏に、そのまま平行移動が望ましいということですね。ここからが本論です ↓」

 朝鮮半島、蔑視観

日本にとって朝鮮半島は大陸の出入り口のような位置にありながら、20世紀までその役割を果たすことは殆どありませんでした。わずかに古代の百済の時代に正式の交流があった程度です。秀吉の朝鮮征伐は論外ですし、江戸時代の通信使の来日は朝貢のかたちを取っています。

隣国なのに、どうしてそんなに交流がなかったのか。何かの本に書いてあった訳ではなく、あくまでも私の考えですが、1つは、中国の中華思想の影響でしょう。中国から遠い位置にある日本は、半島よりも野蛮な人間が住む場所という蔑視観があったことは間違いありません。それは通信使の書き残したものにも、そういった感覚を読み取ることができます。

この蔑視観は今でも受け継がれています。韓国の人は、もしかしたら意識していないかもしれませんが、何かと日本に対抗意識をもってモノを言う傾向があります。彼らの日本に対する蔑視観の表われだと思っています。軽蔑する日本に負けることは、恥ずかしいことだという感覚なのでしょう。勝って当たり前、負けることは許されない。ところが、その国にかつては併合されていたという歴史がある。すべて負の歴史として捉えたいというのが彼らの感覚です。

(「刀剣ワールド」)

 「近所とは遠く付き合う」

2つ目は、民間交流を通して、彼らの思考パターンや特性について日本人の間で共有されていた可能性が多分にあります。古代においては、帰化人として日本に来ています。本能的、感覚的に彼らとは合わないと思ったのではないでしょうか。

明治時代に政府内で朝鮮半島とどう関わるかということで激論になったことがあります。いわゆる征韓論です。征韓論というネーミングは誤解を招きやすいのですが、両者の意見の対立は主にロシアに対する安保政策の違いから来ているのです。ロシアは南下政策を取っていたのですが、当時の李氏朝鮮がそれを防ぐことが出来ないと認識していたグループが朝鮮と国交を結び、今で言う集団安全保障によってロシアの南下を防ごうと考えたのです。

征韓論というネーミングは一体どこから来たのかということですが、開国派は朝鮮が開国を拒んだ場合は、武力を行使するかもしれないということを臭わせるべきだと言ったからです。朝鮮半島を征服しろと言った訳ではないのです。開国派が多数派とならなかったのは、朝鮮には関わりたくないという感情的なものが優っていたということだと思います。

日本の歴史を紐解くと、大陸や半島に関わるとロクなことが起きていないということが分かります隣国は近くて遠い国という感覚で過ごすことが大事だと思います。「近所とは遠く付き合え」というのが日本にありますが、至言だと思っています。

(「映像授業のTry  IT /トライイット」)

 ミサイルの乱発射は、アメリカに対するコンプレックスの裏返し

北朝鮮のこの間の異常とも言うべきミサイルの乱発射ですが、反米ということを国民向けには言っているようです。根底には韓国や日本に対する歪んだ感情があります

反米というのはアメリカへのコンプレックスの裏返しです。ミサイルを日本海に何発も撃ち込んでも、交渉の打診をしてきません。要するに見くびられているという判断なのでしょう。プライドを傷つけられたという感覚だと思います。

北朝鮮からすればさらに腹が立つのは、そのアメリカと韓国が合同軍事演習をしていることです。同じ民族でありながら、別の国家を作った裏切者たちという捉え方でしょう。さらに腹が立つことは、1960年頃までは経済的な優位性では北朝鮮が上だったのですが、1965年の日韓基本条約が締結され、日本の経済援助を受けた韓国が経済発展を成し遂げ両者が逆転しますそれ以降は、南北間の差が開くばかりで、北朝鮮は統計数字を発表していないので分かりませんが、韓国の国防予算は北朝鮮の5倍位はあるだろうと言われています。

ということは、普通に韓国と北朝鮮が軍事衝突すれば、北朝鮮が完敗する力関係だということです。さらに在韓米軍が後ろにいますので、太刀打ちできるレベルではないということです北朝鮮としては、一発逆転のため核をアメリカに打ち込むだけの技術力を持つことが重要と思っているのです。そういった考えのもとでの一連のミサイル発射実験なのです。

(「AFPBB News」)

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