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世界の人口問題 ―― 人口増 / 木を切ることが全ての危機の始まりとなる

女性

「明けましておめでとうございます」

「おめでとうございます。ところで、「めでたい」の意味を知っていますか? 漢字を調べると、愛(め)ず、賞(め)ずから来ていることが分かります」

女性

「漢字の意味からすると、愛する、褒めるでしょうか。挨拶をした相手を愛したり、褒めたりということですか?」

「そうではなく、「正月様」という年神様が各家庭に訪れて生命力を授けてくれる喜びの日という意味が起源です。その生命力を年玉と言っていたのです」

女性

「そこからお年玉が始まったということですね」

「そうですね。今は、親が子供に上げるものになっていますが、もともとは年神さまが1軒1軒配った生命力のことです。そして、折角来て下さるのに何ももてなさないのは失礼ということで……」

女性

「鏡餅を飾るようになったのですね。子供部屋とか台所にも飾りました」

「いろんな所に福を置いていって欲しいというところから始まったのだと思います。とにかく、年神様が私たちに「愛(め)でたい」と言って来てくれるところから始まっています」

女性

「だから、丁寧な言葉になるように「お」を付けておめでとうございます、と言うのですね」

「あと、日本は良い言葉は口に出して言うと、良いことが返ってくるという言霊信仰の国ですので、とにかく「おめでとう」と言って挨拶するようになったのです」

女性

「子供の頃、母親に「何がおめでたいの?」と聞いて困らせたことがありますが、今日の説明で分かりました」

「昨年は思いもよらないことが多くありましたが、今年は別の意味で思いもしなかった良いことが連続するような年になると良いですね」

女性

「このブログに書くネタが無くて困るくらいに良いことづくめが理想ですけどね」

「実際には、問題があり過ぎです。世界の人口問題と日本の少子高齢化の問題を話題にしたいと思います。今回と次回の2回に分けて発信したいと思います」

女性

「今日は世界の人口問題についてです。ここからが本論です ↓なお、表紙写真は「HugKum」提供です」

 日本は人口減で苦しみ、世界は人口増で苦しむ

日本は少子高齢化で悩んでいますが、世界的に見ると人口が増えています現在、80億人ですが100億人になるだろうと言われています。その主な原因は、アフリカ地域の国々の人口増加です。現在世界人口の約17%を占めるアフリカ全体の人口は、2050年には約26%を占めるようになるだろうと言われています。

2050年に世界人口ランキングでベスト15位以内に入るであろうと思われる国(カッコ内の数字は2050年の予想ランキング)は、ナイジェリア(3位)、コンゴ(9位)、エジプト(11位)、タンザニア(15位)と、軒並みアフリカ㔟が顔を揃えます。アフリカ諸国の人口増加の理由は、医療技術や衛生環境の向上による乳児死亡率の低下が挙げられます。衛生状態が悪いので、抵抗力のない子供はすぐに死んでしまいます。そのため、多産少子でバランスを取っていたところが、乳児死亡率が下がったため人口が増え始めたのです。

ただ、人口増加は食糧問題と環境問題を引き起こします。世界の人口問題を世界全体で共有し、各国が人口問題に取り組むことが重要な時代になってきました

(「朝日新聞デジタル」)

 人口増によって木を切ることが全ての危機の始まりとなる

開発途上国の場合、人口が増えると食料を生産しなければならず、そのためには農地を増やすしかありません。そうすると、森林を伐採して農地を増やすことをします。ただ、森林は多くの生き物たちが命の営みを長年にわたって繋いできている場所です。伐採による森林の減少は生態系の破壊を生みます。その影響は、川や海の魚たちにも影響を与えます森林は保水の役割をしますので、常に湧き水として大地を潤してくれます。それが無くなれば、川が干上がり始めます。川は大雨が降った時だけの排水の役割しか担えなくなります。排水路となった川に魚は住むことは出来ません。森林の豊富な栄養素を含んだ水が海に流れなくなれば、それを頼りにしていたプランクトンが減り、それは漁獲量の減少につながっていきます。最初は沿岸漁業に影響を与え、それはやがて海全体に広がっていくことになります。

すべての危機の進行は、陸の王者である人間の人口増から始まっているのです

(「OHATAYOKO」)

 「子殺し」と「戦争」は、人類に埋め込まれたプログラムがなせる業

人間も含めて、この地球上のすべての生物は食物連鎖の枠組みの中に入って再生産を繰り返しています。ある生き物の死によって、別の生き物が命を保ち、さらにというように限りない連鎖をくり返しながら命を繋いできたのです。そのような連鎖ですが、自然に任せれば地上の王者が必ず1種存在することになります。現在は人間ですが、中世期は恐竜でした。何が問題かと言うと、増えすぎてしまうからです。増えすぎれば、食物連鎖が上手く回らなくなり、最後はすべての生き物が存在しなくなってしまいます。それでは困ると神様は思ったのか、隕石を地球に落下させ、その力で恐竜を滅ぼしてしまいます。そして、代わって人間を地上の王者として派遣したのです(この辺りは聞き流して下さい。そう考えると辻褄が合うということです)

そして今度は失敗しないように人間に2つの機能を備えつけます一つは子殺し、もう一つは戦争です。これによって「地上の王者」の人口が増えないようにしたのです。人間以外の生き物は、子殺しも戦争もしません。人間だけが、その歴史を始めた時からその2つを行って来ました理由は、人口調整のためです。というか、そういうメカニズムが組み込まれているのではないかと思っています。

(「Forbes JAPAN」)

 アフリカの人たちに産児制限を教える必要あり

子殺しの風習は、人類の歴史とともに始まっています世界の中の風習を紹介すると、双子の場合は2人とも殺す、双子のどちらか一人殺す、暴風雨の時に生まれた子供は殺す、凶日に生まれた子供は殺す、あるいは最初の子供は神に生贄(いけにえ)として差し出すというのもあります。文明社会を築く時代になってもそれは続きます。ローマでは「男児は奇形でなければすべて育てよ、女児は長女のみを育てよ」と市長のロムルスが命じたという記録が遺っています。

風習と言うより奇習ですが、ありとあらゆる屁理屈を並べて子殺しを人類はしてきたのです。何というむごいことをと思うかもしれませんが、文明社会ではそれを出産前、胎児の段階で処理しているだけの話です。ちなみに、日本では昨年の堕胎数は約18万人です。だから、子殺しの風習は現在もなお続いているのです非人道的な行為ではありつつも、世界全体の生き物の生命循環を考えれば、それは合理的な行為なのです何を基準にどう判断するか、そこが難しいところです

アフリカの生まれた子供達をすべて救おうと考え始めて、それを実行し始めると地球の生態系が狂い始めます戦争反対と言って、この地上世界が全くの平和一色になった途端に世界は滅亡し始めるという皮肉なことが起きるのです。「宇宙船地球号」と誰かが上手い言葉で表現しましたが、微妙なバランスの中で様々な生命が育まれていることを知って下さい。そして、アフリカの人たちに誤解なく産児制限を教える必要があると思います。

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