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自殺を通じて社会や教育、家庭の在り方を考える / 自殺をさせない生き甲斐あふれる社会にするために

女性

「国内の女性の自殺者が増加しているそうです。今年の8月は前年より4割増えたとのことです」

「先日は、女優の芦名星(あしなせい)さんが自殺したでしょ」

女性

「彼女については、次の作品の出演も決まっていたそうです。前途洋々に思えるのですが、何で自殺をしたのでしょうか?」

「女心と秋の空ですからね。彼女の気持ちは誰も分からないと思います」

女性

「ふと何かのきっかけで自殺を考えることは経験上あります。その時に、その背中を押してしまうと、自殺してしまうのです」

「こういう話をするということは、自殺を考えたことがあるということですか?」

女性

「学生の時ですね。つまらないことで、ふと一瞬思ったことがあります」

「折角なので、ちょっとこの機会に披歴してもらえませんか」

女性

「えっ、ちょっと恥ずかしい話ですが、半分笑い話として聞いて下さい。学生の時の話です。年末に年賀状を友人たちに出してから帰省して、向こうで正月を迎えて、それから東京に帰ってきたのです。私宛の年賀状がたくさんあるだろうなと思って下宿に戻ると1枚も年賀状がないのです」

「それでどうしたのですか?」

女性

「大家さんに恐る恐る聞いたのです。あのを、私への年賀状を預かっていますかと……。そしたら、いやあなた宛てのものはなかったよと言われたのです」

「実際にそうだったのですか?」

女性

「実はそれが大家さんの勘違いだったことが後で分かったのですが、その時部屋に帰って泣いて、孤独感を急に感じたら、頭の中に「自殺」という2文字が浮かんだことがあります」

「何か危ない話ですね」

女性

「今でこそ、あっけらかんと話をしていますが、紙一重だったような気がします」

「ただ、その程度で自殺を考えるものなんですか?」

女性

「急に孤独感を味わってしまったのです。私には、この東京には友達はいないんだと思ってしまったのです」

「ここからが本論です ↓」

 日本の女性の自殺率が昨年と比べて高まっている

『産経新聞』の報道によりますと、「日本国内では、1~6月の全体の自殺者は前年同月よりも少なかったが7、8月になり増加。8月の自殺者数(速報値)は全国で前年同月比15・3%増の1849人に上り、大幅に増加。とくに女性の増加が顕著で、6月は前年同月比1・2%増の501人、7月は同14・6%増の645人、8月は同40・1%増の650人だった」そうです。

韓国でも自殺が増えているため、日本の自殺対策機関は韓国の自殺対策機関に連絡、情報を共有しようとしているらしいのですが、余り意味あることとは言えません。韓国には、韓国社会からくる原因がありますし、日本には日本社会からくる原因があります。お互い交流したとしても、多かった、少なかったということが分かる程度で、解決につながるようなものを見つけることはできないでしょう。

韓国とのデータ交流を求めた理由は、新型コロナの影響や非正規雇用など不安定な雇用の職業に就く女性の経済的困難が高まったほか、育児などの負担が増大したことなどが背景にあるのではないかという予測があったのだと思われますが、実は、そういったことを主因として自殺を考える訳ではありません

 

 孤独を感じた時、人は自殺を考える動物である

動物の中で唯一自殺をする動物が、人間です。何故、自殺を考え、自殺を実行するのか。2段階に分けて考えてみたいと思います。

「人」の漢字をよく見て頂きたいと思います。突っかい棒のように一人の人間を支えています。ただ、中には大地に対して足を開いて立っているところを書き表したものという見方もあります。いずれにしても、人間は生きていく上で、何らかの支えが必要であることを示しているのです。前者であれば突っかい棒、後者であれば大地です。

ただ、それは一つの象徴であって、実際には生身の人間が、その人の支えになる必要があります。人は、支えがないと生きていくことができない動物なのです。なぜならば、人間の心はガラスのようにデリケートであり、それが壊れた場合は、死を考えるからです。

 

 自殺をさせない日本社会にするために

死を考えるのと、それを乗り越えて実行するのとでは、そこに一つの「壁」があります。だから、その壁をいかに高く作るか、高くすればするほど自殺する人は少なくなります。そこをどうするか、そこにこそ社会の課題があると考えます。自殺そのものを考えることについて、とやかく言う必要はありません。それは、ある意味仕方がないことなのです。要は、その次の段階に進まなくすれば良いのです

「壁」を高くするための方途はいくつかあります。1つは、経済状況の改善です。統計を見て言えることは、男性の方が女性より自殺率は高いです。そして、男性の自殺はその時々の経済状況と連動する傾向にあります。つまり、不景気であれば数が増えますし、その逆であれば減るという傾向を示します。

女性の自殺率は常に男性より低いです。そして、社会や経済状況に余り左右されません。女性の自殺率が常に男性より低いのは、人間的な結びつきが男性よりも相対的に強いからだと思われます。人は、誰かに頼られていると思うと、自殺を考えることをしません。だから、壁を高くするための方法としては、家族政策を充実させるような施策を国がとることなのです。

そして、2つ目が家庭教育です。このことについて、余り説かれていませんが、その人の未来に希望を与えるための教育が必要です。吉田松陰の言葉を借りるならば、志教育です。自分が生きていく上での大きな目標を天上高くに掲げます。それを目指し、そこに到達することを考えて、ひたすら努力をし続けることを教えます。そして、その人の周りに、それを応援する人が必要です。目標が崇高であればあるほど、それを応援する人たちが必要となります。

そして、3つ目が学校教育です道徳や総合学習の時間などを使って、自分のアイデンティティは何なのかを見つめさせ、目標の設定をさせます。自分のことが一番分かりにくいので、級友とのデイスカッションを多めにとって、自分発見の時間を設けます。そういったことを丁寧にしてあげれば、自分のアイデンティティが確立され、自分の職業や目指すべき道が開けてくるかもしれません。

高き理想と目標を掲げることができれば、途中で多少のトラブルや挫折があったとしても、自殺を考えることはないと思います

そして、4つ目が病苦です。これは医学の進歩と関係があります病気となり、健康的な生活が出来ないことほどつらいことはありません。普段からの健康に配慮した生活と心掛けが必要ということでしょう。規則正しい生活と食生活そして適度な運動と睡眠。単純なことですが、守るのは結構大変です。その過程においては、自分の欲望と戦うことがあるかもしれません。

健康も幸せも、自分との戦いの果てに得るものということなのかもしれません。

読んでいただき、ありがとうございました。

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