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コロナ不況を乗り切るための経済政策は「ヘリコプターマネー」の実践/経済発展のための技術開発、人財育成を

女性

「コロナウイルスが少し終息に向かい始めたような気がします」

「数的には、確かに減っています。入院患者、入院すべき患者の数が、この間ずっと1万から1万5百人だったのですが、昨日は約7千人です」

女性

「結構、皆さん政府の要請を守って生活していますよね」

「そうですね、思った以上に皆さん守っているので、まだ「和」の精神は生きていると思っているところです」

女性

「外出規制に伴って様々な支援策が打ち出されていますが、どこからお金が湧き出て来るのかと思うのは、私だけでしょうか?」

「貰うことだけ考えている人が多いのに、国の財政のことを考えてくれて、偉いと思います」

女性

「実は今日のニュースを聞いて不安になったのです。野党がこぞって経済対策を言い始めたでしょ。50兆だ、100兆だと。ちょっと、待ってと思っているのです」

「野党、特に立憲民主党や共産党の論理からすれば、政府に対するチェック機能を果たすと常々言っていますので、政府の財政対策、つまり使い過ぎないように意見を発信すべきなのです。ところが、それが逆になっています」

女性

「政府の方は、へんに反対されるよりは良いとは思っていると思いますが、経済は大丈夫ですか?」

「その質問は、すごく難しいと思いますので、数字だけ紹介をします。ちょうど、今日の産経に出ていましたので、ちょっと見て下さい。政府は国債を発行して現金を工面するのですが、その国債残高が約900兆円に達しています。900兆と言ってもピンとこないので、GDP比で見ることにします」

女性

「GDPというのは、国内総生産でしたっけ?」

「簡単に言えば、その国内において国民が1年間で稼ぎだした所得の総合計ですが、それとの対比で見た場合、日本は238%、アメリカ107%、ドイツ59%、フランス99%、イギリス86%、イタリア133%(「モンテーニュとの対話」『産経』2020.5.8日付)です」

女性

「ピンと来ないのですが、要するに年収みたいなものでしょうか?」

「そうですね、年収の何倍のローンを組んでいるか、という感覚で見れば良いと思います」

女性

「日本が断トツに多いので、また心配になりました」

「これが多いか、少ないかを言うことが実は難しいのです」

女性

「どうしてですか?」

「例えば、5000万のローンを判断する場合、その人の資産や年収によって判定が分かれると思います」

女性

「つまり、その国の現在、および将来の経済力との関係で見る必要があるということですね」



 野党が金を使えの大合唱、今までの立憲主義はどうしたのか

調子が良いというのは、こういうことです。「安倍のマスク」460億円に無駄遣いと散々非難しておいて、50兆円、100兆円と口走る姿を見ていると、金額の大きさが本当に分かっているのかと思ってしまいます。

50兆円÷460億円はいくつになるでしょうか。約1100です。感染予防にも役立ち、品薄なので国民に配布するために1円を使いたいと言ったところ、無駄遣いと猛反発をしたのに、コロナウイルス対策ということで1100円を使うという提案をしているということです。人のすることは、常に悪、自分のすることは常に善。「自己中心主義政党」のそろい踏みという感じになっています。

立憲民主党  枝野代表 → 50兆円の財政出動

国民民主党  玉木代表 → 100兆円規模の補正予算

共産党    志位委員長→ 数兆円程度の医療予算

れいわ    山本代表 → 100兆円+100兆円

反日野党勢力が「カネ使え方針」に転じたのは、政府が国民1人当たり10万円支給を踏み切った時からです。10万円支給が、国民に好意的に受け止められたと判断した瞬間に、「カネ使え方針」に変更したのです

何も考えなくても済みますし、国民受けするので、彼らからすれば一石二鳥なのです。「使え使え」の大合唱となっています。カエルの合唱なら可愛いのですが、大人の「肚黒ガエル」の声は聞きたくない、と思う人が多いのではないでしょうか。

 時機をみて「ヘリコプターマネー」を実践すべき時 

日本銀行が全面的に支援すると言っていますので、政府は「打ち出の小槌」を持っているようなものです

そして、このような時こそ、「ヘリコプターマネー」を実践すべき時なのです。「ヘリコプターマネー」というのは、フリードマンが最初に使った言葉ですが、不況の時は、ヘリコプターを飛ばしてそこから札束をばら撒けば不況は解消されるという例え話から来ている言葉です。札束をばら撒くのは、道徳的に問題があるかもしれませんが、経済的にはグッドなのです。

ただ、ばら撒けば、すべて上手く行く訳ではありません。中には拾ったカネを使わないで貯め込む人がいるからです使ってもらうために、バラ撒いているのですが、意味を理解しない方が必ずいます。タンス預金をされると最悪です。使い道がないと、そうなってしまいますので、緊急事態宣言を解除する少し前に、国民に届くタイミングが一番良いと思います。

野党のカエルの合唱をすべて聞いていると、国家財政は破綻します。彼らは、そもそも1兆円がどの位大きな額かも分からないと思います。100兆とか、勝手に言っていますが、1日1千万使ったとしても、3万年かかるような膨大な金額です。所詮はヒトのカネという感覚でモノを言っているのです

そして、どのようにカネをバラ撒くのか、そのタイミングを含めて、国民経済の動きと状況を細かく分析する必要があるのです。

 バラ撒いた後、経済発展をいかにするかを考えることが重要

バラ撒いたカネを受け取った国民が、使ってくれることが大事ですが、次に大事なことは、経済発展を考える必要があります。経済が活性化していれば、バラ撒いたお金は返ってきますが、死に体

経済は循環なので、バラ撒いたカネをいつかどこかで回収する必要があります。回収できなければ、バラ撒き作戦は失敗です。バラ撒いたカネと同額もしくは、それ以上のカネを回収したいと考えているのです

そのためには、経済発展をする必要があるのですが、それを支えるのが技術開発であり、人財(人材)養成です技術開発分野というのは、オリンピックと同じで世界一を取ることが重要です。二番、三番では何故だめなのかと言いますと、特許制度があるからです。一番乗りに押さえられるというシステムになっているのです。

先端10分野の特許出願がどうなっているかを見て欲しいと思います。

<2005年>  <2017年>

AI         2位   4位          

量子コンピューター 1位   4位                                          

再生医療       2位    4位    

自動運転       1位    3位

ブロックチェーン   2位    4位

サイバーセキュリティ 2位    4位

VR(仮想現実)    2位          4位

ドローン                3位             4位

導電性高分子           1位           2位

リチウムイオン          1位           2位

(『日経』2020.2.12日付)

現在、10分野のうち9分野の1位は中国ですこの自信が、かの国を強気にさせている一つの理由です

巻き返すための国家戦略が求められています

読んで頂きありがとうございました

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