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野党は連合や合流を画策する前に、理念を明らかにして旗幟(きし)を鮮明にすべし

  • 2020年2月4日
  • 政治
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(この記事は、2020/2/4に書いています)

今日は政党の話をしましょう
女性
生徒ですか? プライバシーに触れるので、マズイですよ
生徒ではなく、政党ね。(しばしの沈黙) この前の日曜日(2/2)京都市長選がありましたが、維新を除く7つの政党が勢ぞろいして、2つに分かれて選挙戦を展開したのです。
女性
どういう組み合わせだったのですか?
自民、公明、立憲民主、国民民主、社会民主 対 共産、れいわ です。
女性
この組み合わせは、何となく違和感を覚えるのですが……。
その感覚はおかしくないと思います。5党連合の中に、普段はいがみ合っているような政党が肩を並べていますが、地方選挙ではたまにこういうことがあります。
女性
ところで、共産、れいわでは厳しいかなと思ったのですが、得票を見ると結構接戦だったのですね。
もともと京都は共産党が強いところです。京都とくれば蜷川府政です。その府政7期を与党として共産党が支えてきたこともありました。
女性
ただ、長年朝廷があった古都が、共産党が強いというのも、何かへんな感じがします。
明治の時代とともに都が東京に移るのですが、それに対する反感みたいなものが住民の中に根強く残り、それが反中央、反権力の風土を形成し、戦後そこに共産党が乗っかかり、住民運動を通して強い支持基盤を作っていったということだと思います。
女性
じゃあ、勝つ見込みでの立候補だったのですね
共産党の基礎票と「れいわ」が直近の参議院の比例で獲得した3万票を足せば、充分勝てると見込んだのだと思います。前回は次点ながら951票差ですからね。ただ、市長選挙と国政選挙は票の出方が違いますから、計算通りにはいかないことが多いと思います。
女性
今回は約5万票の差がついていますよ。
「れいわ」の中には共産党が嫌だと言う人は当然いると思いますので、その票は逃げます。だから、足し算だけではなく、引き算も考えないとダメだと思います。また、それにプラスして、「れいわ」の支持率にかげりが見られるというのが「産経」の分析です。
女性
有権者も、これだけ政党があると、何がなんだかよく分からない、ということになるんじゃあないでしょうか? しかも、国会では対立するけれど、地方選挙では一緒に選挙戦を戦うというのを見ると益々分からなくなると思います。
政党の中には、地方選挙を党勢の拡大のためという位置づけで行っているところもあります地方の首長選挙については、政党は支持または公認という意思表示をして、後は後ろから静かに見守るというのが、本来的な姿だと思います。地方政治は大統領制なので、首長選挙に政党が全面に立つべきではないと思います。ましてや、党首が現地に乗り込んで応援演説というのは、考えものです。当選した後の行政に影響を与えるような選挙戦は、厳に慎むべきだと考えます。
女性
選挙は選挙、行政は行政と言われますよ
私は、政治モラルの話をしているのです

年末から年明けにかけて、立憲民主党と国民民主党が党合流を目指しての協議が約10時間にわたって行われたそうです。結果的には、合流見送りということになったのですが、国家観を抜きにして、党名や綱領を加筆修正するなどといった、いわば枝葉抹消の部分で一致点を探っていたようです。

両党のホームページを見ても、政党の理念が書かれていません。「まっとうな政治」(立憲民主党)、「家計第一」(国民民主党)は、単なるスローガンです。スローガンを掲げて、政権批判をして、仮に政権をとったとしても何も具体的にできないまま終わってしまうでしょう。

政党は本来、天下国家を論じるために存在するものです。どういった国にするのか。そこにおいては、天皇制の問題や憲法問題は避けて通れません。今までの伝統文化をどう継承するのか。地域をどのように活性化させるのか。子供たちをどのように育てるのか。日本の国をどのように守るのか

いわゆる日本のアイデンティティを踏まえて、それに対して、自分たちのもっている理念を提示して、大所高所から政策を明らかにして、国民の民意を問うというのが政党の本来のあるべき姿です

だから、もし仮に、日本の国民が政治的な自律を果たした際には、潔く解党するつもりというくらいの気概で活動して欲しいと思います。政党前衛論を説くのは、共産党ですが、政党は後方から支援する、歴史的使命が終わった場合は速やかに解散する、といったスタンスが本来的なあり様です。

そのように政治や政党に対する考えが明確になっていないのに、連合や合流は無理です。企業でもお互い何をする企業なのかという大枠が定まって、初めて合併話ができます。例えば、建設業の会社と食品業の会社が一緒になっても仕方がありません。それを確認しないまま、新会社の名前を決めようとしたり、何を製品とするかを考えたりしても無駄です。

マンガのようなことが、真面目な顔をした議員たちによって演じられています。それを一部マスコミがあおるような記事を書く。そういったことが、支持なし政党層、いわゆる無党派層が4割位出てしまう原因の一つにもなっていると思います。

改めて、今の日本にとって三大重要事項について箇条書き的に示しました。すべての政党は3つの事柄についての態度を鮮明にした上で活動して欲しいと思います。

1.皇統を維持し、天皇制を強固なものにする

国ではなく、王朝という視点からすれば、日本は世界一古い王朝です。なぜ、そんなに長く続いたのか。「魚は頭から腐る」というのはロシアの諺ですが、頭に人間(権力者)をもってくると必ず腐るので、ここに神と繋げた権威者としての天皇を配することにより、日本という国を存続させることを古代の日本人が考えたのです。これが天皇制として現在まで受け継がれています。明治以降も含めて、天皇が権力者として振る舞ったことはなく、それゆえに多くの国民は今でも親しみをもっているのです。

2.自国防衛力をつけることを最終目標としつつ、当面は日米安保条約を堅持する

自分の国を自分で守るのは当たり前のことですが、周辺諸国をみればアメリカの助けは必要でしょう。日米安保破棄という政党がありますが、それをすれば中国がすぐにやってきます。

3.日本の伝統と文化の継承と発展をはかる

民族を亡ぼすためには、言語と文化をなくせば良い。このシナリオに添って教育現場を中心に静かな攻撃がかけられています。日本語よりも英語、和楽器が放逐され洋楽器だけとなり、伝記と神話が教科書から消えました。今、歴史総合という科目を創設して、世界史と日本史の合体をはかり、日本独自の歴史を消し去ろうという動きがあります。

読んで頂きありがとうございました

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