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北朝鮮、ミサイル発射 / 勝手な理屈と論理で攻撃性を増している国

女性

「北朝鮮が弾道弾ミサイルを発射しましたね」

「21日に通常のミサイル、25日に弾道弾ミサイルと、続けざまに発射しています」

女性

「弾道弾ミサイルと通常のミサイルというのは、どう違うのですか?」

「爆弾を何で運ぶかの違いです。弾道弾ミサイルというのは、宇宙ロケットで運ぶのですが、巡航ミサイルは飛行機で運ぶイメージです」

女性

「だから前に、弾道弾ミサイルの実験ではないかと言われた時に、人口衛星の発射実験と北朝鮮が言ったのは、そういうことだったのですね」

「衛星ロケットですので、当然スピードは恐ろしく高速です。数千km~1万kmの距離を数分で飛びます。しかし、高速のため命中精度は低いです。命中精度の低さを補うために、核弾頭とセットで大量破壊兵器として運用しようという考えです」

女性

「要するに、どこに落ちるか分からないし、速いので迎撃が難しい。そして、場合によっては大都市の真ん中に落ちて大量無差別攻撃になるということですね」

「そのため、通常兵器ではないので、大陸弾道弾ミサイルの実験については国連で禁止しているのです。しかも今回実験したミサイルは不規則に方向を変えて飛ぶミサイルです」

女性

「同じミサイルでも開発が許されているものと、禁止されているものがあるということは、そういうことなのですね。ただ、北朝鮮は自衛ということを言っています」

「大陸弾道弾ミサイルの場合は、自衛のためという理屈は成り立ちません。非常に攻撃性の強いミサイルだからです」

女性

「日本の対応は、相変わらず遺憾表明ですか?」

「遺憾表明だけでは、いかんと思っています」

女性

「つまらないと思いながら、思わず微笑んでしまう私がいます」

「有難う、その優しさが日本人の良いところです」

女性

「ここからが本論です ↓」

 最悪の事態を考えて、最善の準備をする

日本には言霊信仰があって、悪いことは余り考えない方が良い、常に良いことだけを考えるという教えみたいなものがあります。そういうこともあり、悪しきことを想定して戦略を立てる、法制度を整備することが苦手な国民だと思っています。

それはそれで大事な特性なのですが、国政、特に国防については最悪の事態を考えて、最善の準備をする必要があるのです。そもそも、その特性ゆえに、第二次世界大戦の時、どう考えても敗戦が濃厚なのに原爆が落とされるまで降伏しませんでした。戦争を始める時は、最悪の事態になった場合は、どういうかたちで終わらせるかまで想定する必要があるのですが、全く何も考えていなかったようです。

最後は、天皇の聖断によって終戦を決めたのですが、本来はあってはいけないことだったと思っています。天皇は政治の権限の外に置くというのが、日本の伝統的な在り方だったからです。だから、逆に権威の象徴としての威光が増したのです。

同じ轍を踏まないように、北朝鮮や近隣の国に対して、最悪の事態を考えた準備を今のうちに始めて欲しいと思っています

  政治の舞台では雄弁が武器となる

「日本の文化は沈黙の文化であり、西洋は雄弁の文化」――ある文化学者の言葉です。「沈黙は金」という日本の諺もあります。確かに、これは確かに日本人の特徴であり、長所でもあると同時に欠点でもあります。

しかし、国際政治の舞台では、「沈黙」というのは殆ど理解されないでしょう。沈黙というのは、肯定として解されます。他国から何か言われた、それに対する明確な反論を発しない場合は、その主張を認めたことになります。先日、王毅外相が来日をして、尖閣諸島の領有権を中国が主張した時に日本の外務大臣は何もその場で反論しませんでした。こういう場面で日本人が黙り込んでしまうというのは、祖先から受け継いだDNAのなせる業ですが、そのことをいちいち世界に向かって言うわけにはいきません。

まず最低限、憲法改正をして、自衛隊のことを明記する必要があります。隣国は憲法改正すらまともに出来ない国というふうに見ていると思います。もちろん、憲法改正をしないように、あらゆる繋がりを使って、そういう世論が起きないように、そして国会議員に対して様々な工作がされていると思った方が良いでしょう。

拉致被害者を助けるためにも、スキがあれば自衛隊機が北朝領内に入ることができるという法的な条件整備をするのが政治家の役目だと思います。

(「産経ニュース」/元号は昭和を使用、年齢は2017年5月時点)

 国民の生命と人生そのものが奪われようとしている事態が進行している

国会議員は一体何をしているのかと思っています。隣国がミサイルを発射し、尖閣が狙われている状況下で、夫婦別姓とか、同性婚を話題にして、焦点ぼかしの意図があるのではないかと疑いたくなります

拉致されたということは、すでに既成の事実として分かっていることですであれば、その人の命と人生を取り返すために、実力行使を含めて何とかすることを考えなければいけないと思います。国の対応を見ていると、所詮は他人事と思っているフシがあります。

拉致というと、めぐみさんの名前が出てきますが、それ以外に多くの人が半島に連れ去られています。2020年10月号の『正論』に「松木薫を忘れないでください」という松木薫さんのお姉さんの文章が掲載されています。

松木薫さんは、松木家の3人兄弟の末っ子であり長男として生まれています。待望の男の子ということで、特にお父さんが大変喜んだそうです。薫さんは大学に在学しながらスペイン留学を果たしますが、その時によど号事件(1970)を引き起こしたグループのメンバーに言葉巧みに騙されて北朝鮮に拉致されてしまいます。

(「西日本新聞」)

それから40数年の月日が経っており、現在は67歳になっています。人生の一番活躍できる時期を本人が望まぬ異国で暮らさなければいけない苦痛を考えると心が痛みます。

今回お姉さんの手記で初めて知ったのですが、彼には将来を誓った女性がいたようです。その方は、薫さんが行方不明になってから8年間、その無事を信じて待ってくれたのです。縁談話が持ち上がったため、お姉さんに連絡が入って、そこで初めて彼女の存在を知ったとのことでした。

彼女は自分の母から結婚することを勧められたそうです。待つべきか、その話を受けるべきか迷った挙句にお姉さんのところに相談に来たそうです彼女の気持ちはとてもありがたいけれど、薫さんの立場になって「自分の幸せがなくなるかもしれない。どうか結婚してください」と頼んだそうです。

その方は、その後結婚され、子供やお孫さんに囲まれているそうですが、北朝鮮の拉致によって人生をこのように狂わされた人が現実にいるのです。ただ、これは現在進行形の話なのです。どうしょうもないではなく、何が出来るか、叡智を働かせて考え抜くことをしませんか。

(「産経ニュース」)

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