ようこそ日本の危機へ!このブログでは主に最新のニュース、政治、教育問題を取り上げております。
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2025年8月

  • 2025年8月30日

「日産自動車」の問題を通して組織のあり方を考える ―― ゴーンの影、ガバナンスの歪み、そして統合の必然

「日産の株価が思わしくないので、困ったなと思っています」 「今はどのくらいですか?」 「300円台ですね。かつては1000円くらいしていたんですけどね」 「どうして、そんなに下がってしまったのですか?」 「株価はその企業に対して投資家がどう見ているか […]

  • 2025年8月28日

学力低下と教育政策の迷走  ―― デジタル導入、生活習慣、指導要領改訂の落とし穴

「小中学生の学力低下が確認された、そうです」 「さもありなん、という感想ですが、原因について何か言っていますか?」 「原因分析はこれからみたいですけどね……」 「デジタル化を急ぎ過ぎたからではないでしょうか?」 「時代の流れがありますので、仕方がない […]

  • 2025年8月26日

外国人労働者問題 ―― 特定技能制度の虚実と日本社会の選択 / “飾り”の2号と、増え続ける外国人との共生

「連日、暑い日が続きます。一体、どうなっちゃったのかと思っている人が多いと思います」 「地球温暖化はこれからも進むと言われています。北極の海氷は2030年には消滅すると言われています」 「氷が無くなれば、ますます地球が熱くなるじゃあないですか! 猛暑 […]

  • 2025年8月23日

官僚主導の戦後の移民政策 (その2) ―― 「協賛機関」にとどまった戦後国会 

「前回は戦後移民の問題でしたが、今まで知らないことが多くありました。まだ、続きがあるのですね」 「ドミニカ移民の悲劇の話と国会のあり方について、話をしたいと思います。ドミニカ移民の悲劇は2006年に政府が補償を払って解決しましたが、余り世に知られてい […]

  • 2025年8月21日

官僚主導の戦後の移民政策 (その1) ―― 敗戦直後の「人口過剰」観念と政策形成 / 1980年頃まで続いた移民政策

「少子化・人口減で苦しむ時代となりましたが、戦前から戦後まで移民政策を採っていたことを知っていますか?」 「ブラジルやカナダに日本人街がありますので、そんなんだろうなとは思っていました。戦後の移民政策の理由は何ですか?」 「戦争が終わり、何もかも焼き […]

  • 2025年8月19日

「二つの旋律」が奏でたインド独立 ―― ガンジーの非暴力とボースの武闘、その記憶と現代への問い

「インド独立運動の指導者、チャンドラ・ボースの名前を聞いたことがありますか?」 「いえ、初めてです」 「実は昨日(8/18)が命日で、東京・杉並区の蓮光寺で法要が営まれました。終戦日の3日後に台湾で飛行機事故に遭い、不遇の死を遂げています」 「なぜ、 […]

  • 2025年8月16日

ロシアとウクライナ ―― 歴史が生んだ対立と停戦の行方 / 共通の源流を持ちながらも歩みを違えた二つの国

「ウクライナ問題をめぐって、米ロの首脳がアラスカで会談を行いました。ところで、何故アラスカなんですか?」 「こういう類の会談は中立国が選ばれるのが常道ですが、適当な国がなかったのでしょう。アラスカは確かにアメリカ領ですが、もともとはロシアだったところ […]

  • 2025年8月14日

「インパール作戦」に見る兵站軽視と組織の硬直化 ―― 無謀な作戦が示す帝国陸軍の病理

「インパール作戦を知っていますか?」 「聞いたことがある、という程度です。大きな失敗をしたという印象があります」 「日本軍が3万人の死者を出したと言われるのがインパール作戦です。撤退の時に、飢えと病で兵士が次々と倒れ、「白骨街道」と呼ばれました。その […]

  • 2025年8月12日
  • 2025年8月12日

日本のギフテッド教育 ―― 歴史と停滞、そして海外からの学び / 戦時下の科学英才教育から80年、未来の才能をどう育てるか

「ギフテッド教育が日本でも行われていたことが分かったそうです」 「それは、いつですか?」 「『日経』(2025.7.29日付)の記事によると、戦時中に全国4か所に特別科学学級がつくられ、そこで始められていたようです」 「科学に特化した学校ですか?」 […]

  • 2025年8月9日
  • 2025年8月9日

「象徴」天皇の限界と可能性  ―― 「象徴」天皇の歴史はわずか80年 / 天皇制の未来と「安定的皇位の継承」

「前回の話で、国体の意味が少し分かったような気がします」 「議論が錯綜としていたのは、「シラス-ウシハク」のことを理解しないまま議論するからです」 「私は今の象徴天皇制が伝統のかたちだと思っていました」 「古代の天皇は権力者でしたが、天武天皇の時代か […]