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歴史

  • 2025年9月16日
  • 2025年9月16日

明治維新という名の悲劇 ―― 明治維新は新しい時代への幸せな門出とはならなかった / 「五箇条の御誓文」で示された理念と真逆の実態

「高校社会科に「歴史総合」という科目が導入され、2025年にはセンター試験も実施されました」 「何か問題があるのですか?」 「歴史総合は日本史と西洋史の総合ということですが、全く違った自然観、国家観をもった歩みをしてきた両者を何で「総合」できるのかと […]

  • 2025年9月4日

日本人は森に対して、どのように接してきたか ―― 戦後の経済の論理が森の多様性を奪う / 「森林危機」がクマを出没させた

「前回のブログで、あらためて日本は「森の国」ということを、多くの人が気付いてくれればと思っています」 「殆んどの日本人がそのことを知らないと思いますよ」 「そうだと思います」 「逆に、日本より割合的に多くの森林面積を有する国はどことどこですか?」 「 […]

  • 2025年8月23日

官僚主導の戦後の移民政策 (その2) ―― 「協賛機関」にとどまった戦後国会 

「前回は戦後移民の問題でしたが、今まで知らないことが多くありました。まだ、続きがあるのですね」 「ドミニカ移民の悲劇の話と国会のあり方について、話をしたいと思います。ドミニカ移民の悲劇は2006年に政府が補償を払って解決しましたが、余り世に知られてい […]

  • 2025年8月21日

官僚主導の戦後の移民政策 (その1) ―― 敗戦直後の「人口過剰」観念と政策形成 / 1980年頃まで続いた移民政策

「少子化・人口減で苦しむ時代となりましたが、戦前から戦後まで移民政策を採っていたことを知っていますか?」 「ブラジルやカナダに日本人街がありますので、そんなんだろうなとは思っていました。戦後の移民政策の理由は何ですか?」 「戦争が終わり、何もかも焼き […]

  • 2025年7月15日

岩倉使節団の“見聞録”が語らないもの ── 文明開化の代償を問う / 「脱亜入欧」を確信した旅

「今日は岩倉使節団について、語りたいと思います」 「明治維新の時代に一挙に戻るのですね」 「たまには歴史の話をしないといけないなと思いますので……」 「それにしても、岩倉使節団を選んだ理由は何ですか?」 「明治の藩閥政府が西洋の近代化を推し進めますが […]

  • 2025年7月5日

「失われた30年」(その3) ―― 財務省の財政均衡主義が日本経済を壊した /「金庫番国家」の構造的病理

「バブル期に実家に帰った時に親父が珍しく上機嫌で、「10万円あったら、お前どうする?」って、いきなり質問してきたことがありました」 「何て答えたのですか?」 「定期預金に預けると答えたら、『お前はバカか』と言われ、びっくりしました。理由は何だと思いま […]

  • 2025年7月1日

「失われた30年」(その1) ―― バブル崩壊の真因 / “内閣以上”の大蔵省がもたらした金融危機

「『失われた30年』という言葉をたまに聞きますが、あれはどういう意味ですか?」 「1990年代初頭のバブル崩壊後、日本経済が長期にわたって低迷した状態を言います」 「私が生まれた頃ですね。ちょうどその頃に父が今の家を東京近郊で買ったのですが、高かった […]

  • 2025年6月19日

朝ドラ「あんぱん」の向こうにある戦争 ── 正義を信じられなかった兵士たち / 補給なき戦場と戦後80年の問い直し

「今日(6/19)の『あんぱん』も結構ショッキングな内容だったですね」 「どうしてリン君は岩男をピストルで撃ったのか、それが疑問だったのですが、親の仇という設定なんですね」 「幼い子供が大人に銃を向けなければいけないのが、戦争なんですね」 「崇(たか […]

  • 2025年6月17日

「保守」とは何か (その5) ―― 藩閥政府による歴史のすり替え / 「関税自主権」喪失の原因を探る

「保守とは何かということで、この間話をしてきましたが、今日で一旦区切りをつけたいと思っています」 「まだまだ言い足りないことがあるとは思いますが、他の社会問題にも触れたいですからね」 「今日は、「不平等条約」について話をしたいと思います。関税の問題は […]

  • 2025年6月5日

“征韓論”は吉田松陰の遺志だった ―― 藩閥政権が抱いた使命感と暴走 / 古代の友好から近代の対立へ

「韓国の大統領が決まりましたが、日本のマスコミ報道が抑え気味です」 「何か理由でもあるのですか?」 「どのスタンスで報道して良いのか、決めかねている感じがします」 「前の大統領とは、反対の立場なんですか?」 「前の尹錫悦(ユン・ソンニョル)大統領が罷 […]