ようこそ日本の危機へ!このブログでは主に最新のニュース、政治、教育問題を取り上げております。
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歴史

  • 2025年7月15日

岩倉使節団の“見聞録”が語らないもの ── 文明開化の代償を問う / 「脱亜入欧」を確信した旅

「今日は岩倉使節団について、語りたいと思います」 「明治維新の時代に一挙に戻るのですね」 「たまには歴史の話をしないといけないなと思いますので……」 「それにしても、岩倉使節団を選んだ理由は何ですか?」 「明治の藩閥政府が西洋の近代化を推し進めますが […]

  • 2025年7月5日

「失われた30年」(その3) ―― 財務省の財政均衡主義が日本経済を壊した /「金庫番国家」の構造的病理

「バブル期に実家に帰った時に親父が珍しく上機嫌で、「10万円あったら、お前どうする?」って、いきなり質問してきたことがありました」 「何て答えたのですか?」 「定期預金に預けると答えたら、『お前はバカか』と言われ、びっくりしました。理由は何だと思いま […]

  • 2025年7月1日

「失われた30年」(その1) ―― バブル崩壊の真因 / “内閣以上”の大蔵省がもたらした金融危機

「『失われた30年』という言葉をたまに聞きますが、あれはどういう意味ですか?」 「1990年代初頭のバブル崩壊後、日本経済が長期にわたって低迷した状態を言います」 「私が生まれた頃ですね。ちょうどその頃に父が今の家を東京近郊で買ったのですが、高かった […]

  • 2025年6月19日

朝ドラ「あんぱん」の向こうにある戦争 ── 正義を信じられなかった兵士たち / 補給なき戦場と戦後80年の問い直し

「今日(6/19)の『あんぱん』も結構ショッキングな内容だったですね」 「どうしてリン君は岩男をピストルで撃ったのか、それが疑問だったのですが、親の仇という設定なんですね」 「幼い子供が大人に銃を向けなければいけないのが、戦争なんですね」 「崇(たか […]

  • 2025年6月17日

「保守」とは何か (その5) ―― 藩閥政府による歴史のすり替え / 「関税自主権」喪失の原因を探る

「保守とは何かということで、この間話をしてきましたが、今日で一旦区切りをつけたいと思っています」 「まだまだ言い足りないことがあるとは思いますが、他の社会問題にも触れたいですからね」 「今日は、「不平等条約」について話をしたいと思います。関税の問題は […]

  • 2025年6月5日

“征韓論”は吉田松陰の遺志だった ―― 藩閥政権が抱いた使命感と暴走 / 古代の友好から近代の対立へ

「韓国の大統領が決まりましたが、日本のマスコミ報道が抑え気味です」 「何か理由でもあるのですか?」 「どのスタンスで報道して良いのか、決めかねている感じがします」 「前の大統領とは、反対の立場なんですか?」 「前の尹錫悦(ユン・ソンニョル)大統領が罷 […]

  • 2025年4月26日
  • 2025年4月26日

「四民平等は嘘っぱち」―― 近代日本の階級制度と華族の軌跡 について 

「明治維新を「士農工商の時代から四民平等の時代」ということで習ったと思います」 「ええ、それが何か?」 「決して平等社会を作ろうとは彼らは思ってみなかった、という話を今日はしたいと思います」 「天は人の上に人をつくらずと説いた人もいますし、自由民権運 […]

  • 2025年4月3日

『古事記』に込められた思想と原理 ―— 陰陽の原理がベースになっている / 神話と史実を組み合わせた書

「つい最近、『古事記』関連本が出たので読んでみました」 「どういう題名ですか?」 「『科学で読み解く 日本神話と古事記』(展転社)という表題です」 「日本神話と古事記の関係を明らかにした書ですか」 「いえ、専ら『古事記』が書かれた内容を解釈した本です […]

  • 2025年2月18日

「文学部 歴史学科」という構造的問題 ―― 日本歴史学の縦割り構造に問題あり / 複雑な社会を生きていくためには総合的な学びが必要

「前回、ウェルビーイング学部の話題が出ましたが、それを作るのなら、歴史学部を作って欲しいですね」 「歴史学部はないのですか?」 「基本的に歴史学が文学部に属しているケースが一般的ですので、文学部史学科という扱いになっているところが殆どです」 「そうす […]

  • 2025年2月13日

神武天皇は架空の人物 ―― 「欠史8代」―巧妙な歴史的仕掛け / 戦前は『古事記』の内容はすべて真実と教えた

「このブログは週3回発信していますが、祝日と重なった場合は、お休みさせていただいています。ということで、2/11の建国記念日はブログをお休み致しました」 「建国記念日ではなく、建国記念の日ですよ」 「えっ、どう違うのですか?」 「元々は紀元節だったの […]