ようこそ日本の危機へ!このブログでは主に最新のニュース、政治、教育問題を取り上げております。
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2024年10月

  • 2024年10月17日

日清戦争の時に「狂気の原型」が作られる ―— マクロ的視点のない行動がマイナスとなって跳ね返る 

「今年は実は、日清戦争勃発130周年の年なんですが、知っていましたか?」 「そうなんですね。言われて初めて気が付きました。学校で習って、勝って良かった程度の認識でした。日清戦争は、朝鮮の取り合いだったと言われて驚きました」 「元をただせば、最初の一歩 […]

  • 2024年10月15日

歴史認識という「色眼鏡」(2) ―— 中国、朝鮮に融和的に対応してきた日本 /「弱者」になる前に和解する必要あり

「前回は江華島事件(1875年)のところで終わりました。素朴な疑問ですが、征韓論者の西郷、板垣は敗れて下野した(1873年)のに、結局最終的に政府は朝鮮に高圧的に開国を迫ります。どうしてですか?」 「良い質問ですね。欧米使節団の連中と西郷たちが論争に […]

  • 2024年10月12日
  • 2024年10月12日

歴史認識という「色眼鏡」(1) ―— 具体的に歴史を追い掛ける / 明治の藩閥政府は思い付いたように行動した

「歴史をどう捉えるかという問題があります」 「いきなり哲学的な問い掛けをするのですね」 「歴史認識という言葉がよく使われますが、その言葉が飛び交っている間はダメだと思っています」 「それはどうしてですか?」 「歴史事象をどのように認識するかというのが […]

  • 2024年10月10日

特攻隊出撃から80年 ―— 部下の特攻を止めるのが上層部の役割 / 不戦神話が作られたことが無謀な作戦の原因

「今年の10月は、最初の特攻隊が出撃してから80年の節目を迎えます」 「80年ということは、今年が2024年なので、最初の特攻機が飛び立ったのは1944年になる計算となりますが、合っていますか?」 「そうです。1944年10月です。終戦の10か月前の […]

  • 2024年10月8日

明治維新の探究 (2) ―— 「王政復古の大号令」「五箇条の御誓文」は単なるアドバルーン / 最終的に藩閥独裁政権をつくる

「明治維新擁護者は、「王政復古の大号令」、「五箇条の御誓文」を過大に評価する傾向があります」 「教科書で明治維新の項目を開くと、最初に載っていますものね」 「維新は単なる薩長土肥の政治クーデターです。ただ、下手をすると単なる反乱になってしまいます。そ […]

  • 2024年10月5日

明治維新の探究 (1) ―— 江戸期に学問と文化の華が咲く / 「関ケ原以来の怨念」が明治維新の原動力!?

「前回のUSスチールの買収問題の話の中で、明治維新の話が出てきたのですが、私の認識と少し違っていたので驚きました」 「どのように思っていたのですか?」 「単純に明治維新を期に近代化日本に舵を切ったと思っていました」 「近代化というのは西洋化という意味 […]

  • 2024年10月3日
  • 2024年10月3日

USスチール買収問題の根底にあるもの ―— 「最も信頼できる同盟国」になっていない / 歴史の総括が終わっていない

「USスチールの買収問題を解きほぐせば、アメリカの日本に対する不信感がどの程度なのかが分かります」 「何か凄いことを言われますね。そもそも、USスチールの買収問題って何ですか?」 「日本製鉄がアメリカのUSスチールという製鉄会社を買収しようとしたとこ […]

  • 2024年10月1日
  • 2024年10月1日

「下意上達」で新規事業開発に取り組む「積水ハウス」 ―— 温故知新の精神を忘れずに / 聖徳太子の透徹した俯瞰力

「先日、ウチの社長の社内講演がありました。若い頃からの苦労話をいろいろ聞かされました。昔は大変だったんだなと勉強になりました」 「社長さんは、おいくつくらいですか?」 「75才とおっしゃっていました。会社をここまで大きくしたのは、彼の力だと誰もが認め […]